平成30年度第2次補正予算の小規模事業者持続化補助金の採択者が決定しました!今回はいつにも増して採択率が高く、多くの方が採択事業者になっています。申請された方には採択通知書が届いているのではないでしょうか?
| 採択率は80%越え!
小規模事業者持続化補助金(平成30年度第2次補正予算)は、15,202件の申請(商工会議所分)、9,371件(商工会分)がなされました。合計で24,573件です。去年は26,910件でしたので少し減っています。
去年の採択事業者数は18,532件、採択率は約69%で、かなり高い採択率になっていました。今年はどうだったのでしょうか。
・商工会議所(一次募集分+2次募集分)
申請者数:15,202件
採択事業者数:13,099件
採択率:約86%
・商工会(1次募集分のみ)
申請者数:9,371件
採択事業者数:8,709件
採択率:約93%
商工会と商工会議所を合わせますと、24,573件の申請に対し採択事業者数は21,808件。採択率は約89%です。90%近い採択率ですので、申請をした多くの事業者が採択されたことになります。
| 予算は余ってる?
90%という高い採択率の原因は予算の増額にあります。2017年度(平成29年度)の予算は120億円でした。2016年度(平成28年度)の予算はもう少し少なくて100億円くらいだったように思います。2018年度(平成30年度)の予算額は200億円です。
予算は約80億円も増えましたが申請者数が減少したので、結果的に採択率が上昇したのでしょう。
小規模事業者持続化補助金は申請額の2/3の補助が出ます。ただし、上限は原則50万円です。一定の要件を満たせば上限が100万円になりますが、数は少ないのではないでしょうか。
事業者あたり平均で50万円の補助を受けるとすると、採用事業者数は21,808件ですので、
50万円 × 21,808件 = 109億400万円
です。商工会の2次募集の採択者数はまだ分かりませんが、採択事業者数を8,000件としますと、
50万円 × 8,000件 = 40億円
です。合計すると約150億円ですね。予算額が200億円ですから50億円ほど余っています。運営費用などを差し引いてもまだまだ余りそうですね。次年度に回される…ということはないのでしょうね。国の予算ですから余ったら減らされるのでしょう。
| まとめ
1 採択率は約90%!
2 補助金の予算額を増額したのが原因!?
3 数十億円の予算が余る!?