東京カンテイが中古マンションのリセールバリューを公表しました。2018年にリセールバリューを283駅で調べています。
新築分譲時の価格と10年後の中古流通時の価格を比較してリセールバリューを計算しています。
近畿では平均で91.6%だったそうです。100%以上になった駅は23%(65駅)もあります。大阪市内や京都市内などが多く、近頃流行の“職住近接”によって人気が上昇しているようです。
早速、順位を見てみましょう。
| トップはおなじみのあの駅
ランキング30位以内のうち大阪は20駅も入っています。トップ5を見てみます。
1位 大阪駅(173.7%)
一日の乗降者数80万人を超えるターミナル駅です。“キタ”の中心ですね。商業地域として有名であまり居住地としての利用はありませんでした。大阪駅は再開発の真っ最中で、立地が良いことや交通が便利であることから新しい居住地として人気になっているのだと思われます。
2位 蹴上駅(144.5%)
京都の地下鉄東西線にある駅です。“けあげ”と読みます。観光シーズンにはよく渋滞が発生しますね。京都の東山のふもとで、蹴上インクラインという傾斜鉄道跡があります。私は住宅地というイメージがほとんどありません。
3位 淀屋橋駅(136.3%)
地下鉄の御堂筋線や京阪電車の駅があります。大阪駅から南へ1駅(約1.5㎞)の場所で大阪市役所があり、オフィス街のイメージです。住宅地というイメージはあまりありません。大阪市内のどこへ行くにも便利な地域です。
4位 京都市役所前駅(135.8%)
京都の地下鉄東西線の駅です。2位の蹴上駅からは三条駅をはさんで反対側になります。周辺には本能寺や池田屋跡があります。こちらも商業地というイメージしかありません。今ではマンションが増えてきているのでしょうか。
5位 桜川駅(134.5%)
地下鉄の千日前線や阪神電車の駅があります。難波に近く賃貸マンションが多くある地域です。街中にある住宅街ですから人気があるのも頷けます。70~80㎡の築40年くらいのマンションでも3000万円前後します。賃貸では25㎡くらいの1Kで7万円くらいのようです。
| まとめ
1 駅前再開発で住宅地として人気に!?
2 大阪では大阪駅・淀屋橋駅が人気!
3 京都では三条駅近郊が人気!