| 在留カードの偽造拠点を摘発
2019年1月28日に、東京で“在留カード”を偽造していた拠点を摘発したというニュースが流れました。マンションの一室で偽造していたようです。
在留カードは外国人の身分証明書ととして使われています。また、常に携帯していなければいけません。中国籍の男が逮捕されたようですが、報道によると1枚あたり1,100円程度の報酬を受け取っていたようです。市場価格は2~3万円とのことです。
在留カードにはICチップやホログラムがついています。このホログラムまで偽造していたそうですから、かなり大規模な犯罪組織で作成されていたのかもしれません。
| 偽造カードの見分け方
在留カードのICチップを市販の機械で読み取ることで、真正な在留カードかどうかを確認することができるようになっています。外国人を雇用するときに利用されるたりします。
また、入国管理局のサイトにある“在留カード等番号失効情報照会”で在留カードが失効しているかどうかを確認することもできます。在留カード等番号執行情報照会サイトは平日の17:00~19:00頃までメンテナンス作業を行っていますので利用できません。ご留意ください。
在留カードには次のような情報が載せられています。
1 住居地
2 在留資格
3 在留期間
4 在留カードの有効期間
5 在留カード番号
6 顔写真
7 就労制限の有無
偽造カードや変造カードを見分けるための対策として次のようなものがあります。これらを確認すれば、偽造や変造されたカードかどうかを確認できます。
1 ホログラムを見る角度を90°変えると文字の白黒が反転する
2 カードを左右に傾けると“MOJ”のホログラムが左右に動く
3 カードを上下に傾けるとカードの左端がピンク色に変色して見える
4 カードを傾けると“MOJ”の文字の周囲の絵柄がピンクからグリーンに変わる
このような対策が講じられていても、ホログラムまで偽造されていると偽造や変造を見破れない可能性があります。そこで、次の確認方法も併用してほしいと思います。
1 在留カード等執行情報照会サイトで失効番号の情報を確認する
2 在留カードのICチップの情報を読みだして券面の記載と同じかを確認する
特別永住者は在留カードの代わりに特別永住者証明書が発行されます。特別永住者証明書には、特別永住者証明書番号や証明書の有効期限が記載されていますので、有効期間が切れていないかご確認ください。
| まとめ
1 在留カードの偽造が大規模に行われてる!?
2 在留カードのホログラムで偽造・変造防止!
3 失効番号やICチップの情報も確認!