住宅ローンは変動金利型がお得?

| 変動金利型が増加傾向

 

住宅金融支援機構が2018年7~9月に調査した“民間住宅ローンの貸出動向調査(2018年度)”の結果を発表しました。調査結果にはフラット35は含まれません。

この調査によりますと、金利タイプ別の新規貸出額(2017年度)は変動金利型が63.9%、固定期間選択型が31.0%、全期間固定型が5.6%でした。2016年度は変動金利型が49.9%、固定期間選択型が44.2%、全期間固定型が5.9%でしたので、大幅に変動金利型が増えたことになります。ただ、2015年度は変動金利型が61.8%、固定期間選択型が38.8%、全期間固定型4.9%でしたので、元に戻ったという方が正しいかもしれません。

変動金利型は返済期間中でも定期的に金利が見直されるタイプの住宅ローンです。半年に1度見直されることが多いです。返済額は一般的に5年ごとに変更されます。現在は低金利ですので、金利タイプの中では最も金利が低く設定されています。

固定金利は住宅ローンの借り入れのときから返済期間中ずっと同じ金利で固定される住宅ローンです。世の中の金利がどれだけ上昇しても返済額は変わりません。固定期間選択型は固定金利期間を3年、5年、10年などの中から選択する住宅ローンです。

 

 

| 金利タイプ別のメリットとデメリット

 

一般的に言われている、それぞれの金利タイプでのメリットとデメリットを2つずつご紹介いたします。

1 変動金利型

【メリット】

・固定金利型よりも金利が低い

・金利の上昇がなければずっと低金利

【デメリット】

・将来、金利が上昇するリスクがある

・金利が上昇すると返済額も上昇する

これらのメリット・デメリットから、金利がある程度上昇しても対応できる程度の余裕資金がある場合には変動金利型がおすすめされます。資金に余裕があれば金利上昇して返済額上昇する前に繰り上げ返済をして返済額を抑えることができますので、金利が上昇するデメリットによる負担を減らすことができます。

2 固定金利型

【メリット】

・金利が変わらないため安心感がある

・返済額が一定なので資金計画が立てやすい

【デメリット】

・変動金利型よりも金利が高い

・低金利のままだと返済額が多くなる

今後、教育費などに資金が必要な場合には固定金利型がおすすめされます。返済額が一定ですから将来増える支出にも計画的に対応できます。例えば、今後10年間教育費がかかるというご家庭では、10年間の固定期間選択型を選ぶと不安なく資金の計画を立てることができます。

また、新居の購入費用を住宅ローンで賄う場合、これからお子さんのために資金をためるつもりであれば、固定金利型がおすすめされます。低金利の今だからこそ固定金利型を選択する手もあります。

資金に余裕ができたときには繰り上げ返済をして返済額を抑えることもできます。

 

変動金利型の金利は魅力的ですが、今後の金利上昇やライフプランを考慮に入れて金利タイプを選択することが大切です。

 

 

| まとめ

 

1 住宅ローンの60%超が変動金利型!

2 変動金利型は低金利が魅力!

3 固定金利型は資金計画が立てやすい!



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