| 大切な人の命を守るために!
近くにいる人が急に倒れたらどうしますか?
目の前で事故が起こったらどうしますか?
“119番!救急車を呼ぶ!”という方も多いでしょう。救急車を呼ぶ前に確認して欲しいことがあります。“意識はあるか?”“呼吸をしているか?”“脈はあるか?”“出血はどこからどのくらい?”“倒れているところは安全か?”などの状況を把握してください。
実はもっと大切なことがあります。それは“住所”や“近くの目標物”です。119番に電話をかけたら必ず聞かれます。近くの角にある電柱を探してください。そこに住所が書かれている場合があります。または、分かりやすい目標物はありませんか?119番の前にスマホの地図アプリで現在地の住所を調べると一目瞭然ですね。
現場の場所をきちんと伝えないと、救急車が近くまで来ていても現場に辿り着くのが遅くなります。特に、夜中の住宅街だと救急車はサイレンを消して現場を探していることが多いです。赤い回転灯の光が近くにあるように感じたら、救急車から見えるところまで行って大きく手を振ってくださいね。
救急車を呼んでから到着するまではどうしましょう?この間でもできることがあります。“救命措置”です。119番で状況を説明したときにAEDの使用を薦められたら、ためらうことなく使ってください。“でも、使い方とか注意することを知らないし…”という方のために講習会があります。
| 市民のための救命士講習!
消防署では救命講習会を開催しています。ペースはだいたい月に1回。土曜日や日曜日が多いですので、休日の半日を人命救助のための講習会に使ってみませんか?
救命講習会にはいくつかの種類があります。
1 普通救命講習
心肺蘇生法、AEDの使用法、大出血時の止血用などの知識と技術を習得するための講習です(普通救命講習Ⅰ)。デパートや劇場など業務内容や地域的な特性から心肺停止した方に接する機会がある方向けの講習もあります(普通救命講習Ⅱ)。また、子どもや赤ちゃんを対象とした救命措置の講習もあります(普通救命講習Ⅲ)。それぞれ、おおよそ3~4時間の内容になっています。
2 救命入門コース
胸骨圧迫による心臓マッサージやAEDの使い方の知識と技術を習得する講習です。おおよそ1~2時間の内容になっています。
3 応急手当普及員講習
応急手当普及員として、事業所や地域で広く普及活動をする方を対象とした講習です。数日間かけて行われることが多いです。
4 上級救命講習
普通救命講習の内容に加えて、けがの手当ての仕方や搬送方法などの知識と技術を習得する講習です。おおよそ丸1日かけて行われます。
| 2月の救命講習会のご案内
1 守口市門真市消防組合 救命講習会
・普通救命講習Ⅰ~Ⅲ、救急インストラクター再講習
日時:平成30年2月4日(日) 9:30~12:30
場所:守口市門真市消防組合消防本部
申込期間:平成30年1月9日(火)~29日(月)
費用:200円 (テキスト代など)
2 枚方寝屋川消防組合 救命講習会
・救命入門コース
日時:平成30年2月20日(火) 10:00~11:30
場所:消防本部庁舎
申込期間:平成30年1月30日(火)~2月2日(金)
費用:無料
・普通救命講習Ⅰ
日時:平成30年2月24日(土) 9:30~12:30
場所:寝屋川消防署
申込期間:平成30年2月6日(火)~9日(金)
費用:無料
| まとめ
1 大切な人の命を救うためにできること!
2 救命士講習で知識と技術を身につけましょう!
3 守口・門真、寝屋川で2月に救命講習があります!