宅地建物取引士ってなに?

| 宅建士ってなにをするの?

 

以前“重要事項説明は宅地建物取引士の仕事”でご紹介しましたが、部屋を借りたり不動産を買ったりするときに行われる“重要事項説明”は宅地建物取引士(宅建士)の主な仕事内容の一つです。

宅建士は、国家試験である宅地建物取引士試験に合格し、登録をして宅地建物取引士証を持っています。宅建士試験は毎年10月の第3日曜日に実施されていて、7月頃に受験の申し込みをします。全問4肢択一式のマークシートで、出題数は50問、試験時間は2時間です。宅建業法、民法、法令上の制限などが出題され、7割前後の正答率が合格点になることが多いです。合格率は15~17%程度。おおよそ20万人受験して3万人が合格します。

宅建士の仕事は、不動産を売ったり買ったり課したり借りたりするときに、現地の状況や権利関係の調査をして取引の相手方に説明して契約を締結します。宅建士以外の営業社員や事務社員にはできず、宅建士にしかできないことには次の3つがあります。

1 重要事項説明

2 重要事項説明書への記名・捺印

3 契約書への記名・捺印

不動産の取引で最も重要な契約について宅建士の独占業務があり、宅建士失くして不動産屋はなりたちません。実際に、不動産屋の従業員5人に1人は必ず宅建士です。

 

 

| 宅建士の役割

 

不動産は高額です。また権利関係が複雑に入り組んでいることもあります。ですから、不動産の売買や賃貸ではきちんと調べる必要があります。一般の方は不動産の取引の経験が少なく知識も少ないことから、重要なことを見落としたり不当に高額な不動産を買わされたりすることがあります。

このような不利益を防ぐために宅建士は存在します。物件を丁寧に調べてどのような物件でどのような権利関係になっているのか、買主さんや借主さんの利用目的にあっているかなどを判断します。不動産屋(宅地建物取引業者)には必ず専門知識を持った宅建士が在籍しています。

宅建士以外の営業や事務が行っている業務も、(会社によるかもしれませんが)宅建士は当然やります。

1 不動産の売却・賃貸の手助け

2 不動産の購入・賃借のための不動産探しと紹介

3 不動産の売主・買主、貸主・借主の契約サポート

4 分譲住宅や土地の広告・販売活動

5 不動産のコンサルティング

6 マンションなどの管理

などなど色々あります。宅建士の資格がなくてもできますが、お客さんからの信頼感は増すと思います。

 

 

| まとめ

 

1 宅建士は国家資格保有者!

2 宅建士には独占業務があります!

3 不動産取引での不利益を防ぐのが宅建士の役目!



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