環境のいい土地探し

| 環境がいい地域って?

 

住宅を建てるための土地を探すとき、何を重視しますか?日常の買い物、通勤・通学の利便性などいろいろと思い浮かびますよね?環境には大きく“社会環境”と“自然環境”があります。鉄道や道路などの交通基盤の整備状況やスーパーやショッピングセンターなどの商業施設の有無は社会環境です。高台や低地、河川の状況などの地形、地盤などの地質は自然環境です。便利な生活には社会環境が重要ですし、安心した生活には自然環境が重要です。この両方を備えた地域にある土地は環境がよいので人気があります。

環境をチェックするために、初めに地図を用意してください。インターネット上の地図でもOKです。地図でおおよその状況を把握したら現地に行ってみましょう。

 

 

| 社会環境のチェック

 

どのような地域が便利なのかは人によって異なります。さらに言えば、家族の中でも異なるのではないでしょうか。

たとえば、サラリーマンの旦那さんは通勤に便利なことが最重要項目でしょう。通勤時間だけでなく、道路や電車の込み具合も気になるのではないでしょうか。

専業主婦の奥様ならば、日常の買い物が楽であることが最重要項目になりそうです。車を運転されるなら駐車場の広いショッピングセンターが近くにあると便利ですし、自転車を利用されるなら距離だけでなく坂の有無も重要なポイントです。その他にも役所や金融機関が近くにあると便利です。

小・中・高校生のお子様は通学に便利であることや学校の学力レベル・風紀が気になるのではないでしょうか。子育て支援の充実度も調べておきたい項目です。小さなお子様がいらっしゃるご家庭では夜間の防犯性も注意して欲しいところです。夜に歩いてみると一番よくわかります。

その他、一般的になりますが、鉄道や道路の整備予定、住宅の助成制度、未就学児がいる場合には幼稚園や保育園の状況、工場などの排煙、鉄道や道路の騒音、近隣の静穏性もチェックされることをお勧めします。

 

 

| 自然環境のチェック

 

自然環境には目で見てわかる部分と分からない部分があります。地盤などの地質は見ただけではわかりにくいです。反対に、高台や低地、川の有無などの地形は見ただけですぐに分かります。まずは目で見てすぐにわかるところからチェックしていきましょう。

海、川、池などが近にある土地、池や田んぼを埋め立てた土地は軟弱地盤である可能性があります。また、坂の下は水が集まりやすく地盤が軟弱かもしれません。新しく造成された土地で傾斜地を住宅街にした場合にも、場所によっては地盤が柔らかい可能性があります。

このような軟弱な地盤は地盤調査によって分かることがあります。新築住宅を購入する場合には地盤調査が行われていることが多くあります。しかし、土地を購入して注文住宅を建てる場合は、地盤調査をするかどうかを工務店やハウスメーカーと相談して納得した上で行ってください。

建物の耐震性がよくなった近年では、大地震が発生したときに建物に被害が出るかどうかは地盤の状態によって決まることが多いです。地震に耐えられる家を建てるために地盤改良や補強が必要になることもありますので、綿密な打ち合わせをして欲しいと思います。

 

 

| まとめ

 

1 地図で調べて、現地で確認!

2 家族で社会環境のチェック!

3 水と傾斜地に注目して地盤をチェック!



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