管理業務主任者試験の受かり方

| 管理業務主任者ってなに?

 

管理業務主任者は国家資格の一つです。マンションの管理業者が管理組合に対して管理委託契約の重要事項説明をするときや管理事務報告をするときに必要な資格です。

管理業務主任者になるには、毎年12月に行われる管理業務主任者試験に合格して、管理業務主任者として登録し、管理業務主任者証の交付を受けなければいけません。

管理業務主任者試験の合格率は20%以上あります。宅建と同じく4肢択一式のマークシート試験で50問あります。合格点は32~37点くらいですから、こちらも宅建と同じ感じですね。

 

 

| 管理業務主任者試験は易しいの?

 

管理業務主任者試験の合格率は20%以上ありますが、実はそれほど簡単な試験ではありません。と言いますのも、この試験の受験生には宅建合格者が多数いると思われるからです。

宅建は不動産関係では基本となる資格ですから、受験生も多く宅建士も多くいます。それに比べて管理業務主任者はマンション管理業をしていないと必要ではありませんから、受験者数も管理業務主任者も比較的少ないです。このことから管理業務主任者試験の受験生には宅建合格者が多くいると考えてよいのではないでしょうか。

宅建合格者がどのくらい受験しているのかは分かりませんが、合格率の20%はそのまま鵜呑みにはできません。宅建合格者にとっては民法などの分野はすでに学習済みですので、楽に点数を稼ぐことができます。この強みは大きいです。初学者が管理業務主任者に挑戦すると難しいと感じるのではないでしょうか。

ただし、試験問題は素直な問題が多いです。テキストをしっかりと学習していると解きやすい問題が多いはずです。勉強すればするほど高得点が狙える試験です。

 

 

| 管理業務主任者試験の学習方法

 

管理業務主任者試験は独学で十分です。市販のテキスト1冊と過去問1冊を勉強すれば合格点近くまで取れると思います。

具体的には、初めにテキストを1回読みます。全部読むのが苦痛でしたら、章ごとに区切りながらでも大丈夫です。テキストに問題がついてるのでしたら必ず解くようにしてください。

テキストが一通り読めたら過去問を解きましょう。過去問で問われたところはテキストで確認をしてチェックをつけておきましょう。テキストに過去問の情報を一元化します。勉強した証として自信につながりますし、試験の前はテキストを見るだけで過去問の知識の確認や復習もできます。普段の学習で独自の教材を作っていきましょう。

管理業務主任者試験は細かな数字を覚えることが多いです。数字を覚えるのが苦手な人は短期間で何度も復習してください。ノートやExcelでまとめるのはおすすめしません。時間の無駄です。テキストを何度も見て、どこに何が書いてあるのかを覚えるくらい繰り返してください。

はじめに勉強するのは、マンション管理適正化法と標準管理規約・マンション標準管理委託契約書がおすすめです。細かい数字を覚えるのは後に回しても大丈夫です。制度を知ることと概略をつかむことをメインに勉強してください。

次に、会計・税務に手をつけましょう。ここは仕組みを覚えれば点数になりますので取組みやすいと思います。民法や区分所有法は後回しでもOKです。

建築・維持管理は知らない用語ばかりでかなり難しく感じると思います。実際に難しいです。配管の角度や自転車置き場の明るさなどが出題されていて、覚えるしかないところです。テキストと過去問に載っていない事柄が出題されたら他の受験生も解けませんから、気にしなくて大丈夫です。ただし、テキストや過去問にあることはしっかりと覚えてください。

民法と区分所有法ならば区分所有法で点数を取るように勉強するといいと思います。民法で点数を取るのは勉強時間を考えるともったいないです。宅建合格者以外は6問中3問取れれば十分と思っていいでしょう。

 

 

| まとめ

 

1 管理業務主任者は国家資格!

2 合格率ほど甘くない!?

3 民法で点数を取ろうと思うと失敗する!?



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