地震保険料率が上がる!?大阪は?

| 福島県で14.7%の引き上げ

 

損害保険料率算出機構が金融庁に地震保険の改定案を届け出ました。地震保険は都道府県によって保険料率が異なります。地震の起きる可能性は地域によって違いますものね。全国平均では約5%の値上がりになります。

最も引き上げ率が高かったのは、福島県のロ構造で14.7%の引き上げです。ロ構造は木造住宅などの一般的な住宅のことです。もう一つのイ構造は、大型商業施設などの耐火・準耐火建築物などです。

大阪は、イ構造で約6%の引き下げ、ロ構造で約5%の引き下げです。近畿は全体的に値下げになっています。特に和歌山県はイ構造で約18%の引き下げ、ロ構造で約14%も引き下げられました。

この改定案が実施される時期は未定ですが、だいたい改定案から1年半後に実施されていますので、2021年1月1日に実施されるかもしれません。

 

 

| 地震保険料ってどのくらいかかるの?

 

地震保険の保険料は、保険金額1000円につきいくらかで計算されます。これが保険料率と呼ばれているものです。

たとえば、大阪府の木造住宅で保険金額1500万円の場合、1500万円÷1000円×2.24=33,600円になります。この式の“2.24”というのが保険料率です。

木造住宅の場合、全国で一番高い保険料率は3.89で、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県の4県です。続いて、徳島県や高知県の3.65、茨城県や埼玉県の3.20と続いています。

逆に、木造住宅で最も低い保険料率は1.16で、岩手県、秋田県、山形県、栃木県、群馬県、富山県、石川県、福井県、長野県、滋賀県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県となっています。地域として東北、北関東、北陸、山陰・中国、九州が該当しています。

地震保険は最長5年間の長期契約ができます。この場合には1年ごとに更新するよりも年間の保険料は安くなります。たとえば、地震保険料が年間33,600円の場合、2年契約で63,840円(年間31,920円相当)、3年契約で95,760円(年間31,920円相当)、4年契約で124,320円(年間31,080円相当)、5年契約で154,560円(年間30,912円相当)になります。

ちなみに、地震保険はどの保険会社で加入しても同じ金額で同じ保証内容ですが、必ず火災保険と同時に加入しなければいけませんのでご注意ください。地震保険には保険会社の利益が含まれていませんからお得な保険と言えます。

保険料の値上がりを回避するためには、長期契約に切り替えたり火災保険料が安い保険会社に切り替えたりする方法があります。ご検討してみるのはいかがでしょうか。

 

 

| まとめ

 

1 地震保険料は全国的に値上げ!

2 大阪の地震保険料は値下げ!

3 地震保険は火災保険とセットで!



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