| 住みやすさランキング2019を発表!
東洋経済社が毎年発表している“住みやすさランキング”。今年も2019年版が発表されました。1993年から発表しているそうで、かれこれ27年になりますね。推移を見るとどの街がどのように発展・衰退しているのがよく分かります。
ただ、今年は今までと同じようには考えられないようです。算出費用やランキング対象が大幅に変更になって連続性がなくなったといわれています。水道料金や気候なども加味されるようになって“住みやすさ”をより実感できるランキングになっているのではないでしょうか。
| トップ10はこの街
さっそくランキングを見てみましょう。
1位 石川県白山市(偏差値54.231)
白山市は日本海に面している街です。白山国立公園もありますから美しい山も堪能できます。金沢市に隣接していてベッドタウンになっているようです。水道料金が安かったり持家率が高かったりして快適度や富裕度が高かったようです。
2位 東京都文京区(偏差値54.099)
文京区は利便度、快適度、富裕度が評価されたようですね。東京23区が上位に来るのはあまり驚きがないかもしれません。
3位 石川県野々市市(偏差値54.052)
野々市市は白山市と金沢市に囲まれた街です。金沢工業大学があります。小売販売額や大型店面積が人口当たりで高いだけでなく、介護施設定員数やこども医療費助成も高くなっています。利便度や安心度が評価されての3位です。
4位 福井県福井市(偏差値54.039)
北陸の街が続きます。福井市は福井県の嶺北地方を代表する街です。利便度や富裕度が高く評価されました。
5位 鳥取県倉吉市(偏差値53.873)
山陰地方で唯一のトップ10入りです。大山のふもとにあり、鳥取市と米子市の中間くらいに位置しています。倉吉白壁土蔵群などの観光名所もあります。安心度や利便性が評価されてました。
6位以下は次のような顔ぶれです。
6位 福井県敦賀市(偏差値53.756)
7位 富山県黒部市(偏差値53.734)
8位 石川県能美市(偏差値53.730)
9位 富山県魚津市(偏差値53.652)
10位 長野県駒ケ根市(偏差値53.652)
トップ10で目立つのは北陸の街ですね。文京区、倉吉市、駒ケ根市以外の7市が北陸です。北陸は住宅の延べ床面積が確かに広いですけれども、それ以外に目立った共通点は見つからないようです。市が快適度や利便性などに力を入れている証拠なのかもしれませんね。ただ、北陸は雪がありますからそのあたりは考慮されているのでしょうか。
大阪府では大阪市が23位で最上位、箕面市が41位と続いています。トップ50以内ではこの2市しか入っていません。
全体的に公共交通機関の発展していない街が多く、大都市に不利なランキングなのかもしれませんね。
| まとめ
1 住みやすさランキング2019を発表!
2 北陸の街が上位を寡占!
3 雪や公共交通機関が加味されているのか疑問!