| カジノ法案と大阪
統合型リゾート実施法案(カジノ法案)が平成30年6月15日に衆議院内閣委員会で可決されました。今国会での成立を目指しているようです。
候補地は北海道から沖縄まで多数ありますが、主なところでは東京、横浜、大阪と言われています。その中でも一番熱を帯びているのが大阪の夢洲。“夢洲?どこ?”と思われる方、分かります。夢洲は此花区の埋立地で、面積は約390ha、約3.9㎢です。ここに、カジノやホテル、商業施設、見本市会場、国際会議場などが建設される予定になっています。
夢洲は、もともとUSJのある舞洲や府庁のある咲洲と併せて、先端技術や情報通信機能を備えた新都心を整備する予定でした。大阪経済の低迷でとん挫すると、2008年のオリンピック招致の舞台になりました。みなさまご存知の通りオリンピック招致に失敗し、現在の夢洲はコンテナターミナルとコンビニが1件あるだけです。今は2025年の万博招致の舞台になっています。
舞洲の場所は ↓ ココです。
大阪市の狙いは、万博招致とセットにして統合型リゾートを作り、大阪に観光客を呼び込むことです。交通手段として、地下鉄中央線の延伸、京阪中之島線延伸、JR延伸などさまざまな案が提案されています。
| カジノ法案のメリット、デメリット
カジノはギャンブルの王様ですから、ギャンブルの懸念はそのままカジノにも当てはまります。一番大きなデメリットは“ギャンブル依存症の懸念”です。合法的にカジノで遊べるようになるとギャンブル依存症が増加するのではないかという心配です。政府も入場規制を行うことを検討しています。その他にも、“治安悪化”や“マネーロンダリング”などの懸念もあります。
◯ デメリット(懸念)
1 ギャンブル依存症の増加
2 治安悪化
3 マネーロンダリング
もちろん、メリットもあります。一番は“外国人観光客の集客”でしょう。お金を持った外国人観光客にカジノで遊んでもらってお金を落としてもらおうという狙いです。その他にも、“雇用の増加”や“インフラ整備”などが期待されています。
◯ メリット(期待)
1 外国人観光客による経済効果
2 雇用の増加による経済効果
3 インフラ整備による地域活性化
ギャンブルの市場規模は2兆円とも言われていますから、カジノができれば経済効果は大きいでしょう。競馬や競輪、競艇といった公営ギャンブルは今よりも衰退するかもしれませんね。
| まとめ
1 大阪はカジノ建設の候補地!
2 カジノの最大のメリットは経済効果!
3 カジノの最大のデメリットはギャンブル依存症!