一戸建を買うなら新築?中古?

| リノベーションとリフォーム

 

最近は住宅のリノベーションが流行っています。似たようなものにリフォームがありますが、何が違うのでしょうか?

リフォームは悪くなったところを元の状態に戻すことです。壊れているところを直したり、汚れているところをきれいにしたりして、マイナスの状態をゼロの状態に回復させます。外装の塗りなおしや壁紙の張り替え、水回り設備を新しくするなどですね。

リノベーションはもっと大規模な工事になります。新築のときよりも性能を上げたり、建物の価値を高めたりします。耐震性を高める工事をしたり、仕切りの壁を取り払って間取りを替えたりします。

要するに、工事の規模と建物の性能向上の違いですね。

 

リフォーム後のきれいな家のイラスト

 

 

| リノベーションが流行るワケ

 

リノベーションが流行っているのはメリットが大きいからです。

1 生活に合わせて自由に設計できる

一般的な木造軸組構造の建物では間取りを比較的自由に変えられます。対して、壁で支えている建物は制限が大きくなります。「広々としたリビングが欲しい!」と思っても建物の構造によっては不可能な場合があります。

2 購入する物件の選択肢が増える

希望するエリアで新築住宅を探すのは大変苦労することがあります。中古住宅をリノベーションすることを視野に入れると、駅近、閑静な住宅街、公園の近隣など細かな環境の条件を満たす可能性が高まります。間取りや内装が気に入らなくてもリノベーションで新しくするのですから、立地やエリアが条件を満たせば購入の選択肢に入ります。

3 建て替えよりも安い

建て替えよりも安いとは言っても、いくらくらいで何ができるのでしょうか?

100~300万円

水回りなどの部分的なリノベーションができます。木造住宅の耐震工事ができる可能性があります。

300~800万円

間取りの変更ができます。大きな間取りの変更は500万円以上を覚悟しましょう。

1000万円以上

大きな間取りの変更+断熱改修ができる可能性があります。間取り変更に合わせた耐震工事もできるようになります。この価格帯になると建て替えに近くなります。目安として1㎡あたり15万円くらいが必要になります。

 

 

| 新築と中古+リノベーションの比較

 

建売の新築住宅、注文住宅、中古住宅+リノベーションの3つを、費用、設計の自由度、外観の自由度、立地、安全性の5つの点で比較してみましょう。

1 費用

中古住宅+リノベーションに利があります。新築住宅の8割くらいの費用だと言われています。

2 設計の自由度

一番自由度が高いのは注文住宅でしょう。次に中古住宅+リノベーションです。

3 外観の自由度

これも注文住宅が一番です。一戸建住宅ならばリノベーションで外観を大きく変えることもできます。

4 立地

中古住宅+リノベーションが一番です。特に生活に便利なエリアはすでに住宅地になっていますから、中古住宅も比較的多くなります。

5 安全性

新築の建売・注文住宅が一番です。基礎から新しく作っていますから安心感が違います。中古住宅+リノベーションでも起訴の補強や耐震補強をすれば安心ですが、大掛かりな工事になる分だけ費用もかさみます。

こうして見ますと、費用と立地を最優先にするなら中古住宅+リノベーション。高くなっても好みの家を建てたいなら注文住宅。建売住宅はその中間といったところでしょうか。ありきたりな結論になってしまいました。予算と優先順位をよく検討して選択したいですね。

 

 

| まとめ

 

1 リノベーションとリフォームは違う!

2 リノベーションのメリットは大きい!

3 予算と優先順位をよく検討して!



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