| 行政書士と市役所
行政書士は市役所と関係が深いです。悪い意味ではないですよ!市役所に書類を提出したり、市役所で資料を収集したりすることが多いです。相続関係の仕事では、生まれたときから亡くなったときまでの戸籍を追っていかなければなりません。
遠方の市役所には“郵送”という手段を使います。交付申請書、委任状、身分証明書、定額小為替、返信用封筒、返信用切手を同封して送ります。出向かなくてもいいのでいろいろと便利ですが、郵送だと時間がかかるんですよね。定額小為替の発行手数料もかかってきますし…。1時間程度かかる場所へは出向くか郵送かは悩むところです。
| 職務上請求書
行政書士には神器があります。そう、職務上請求書です。委任状の代わりに、住民票関係や戸籍関係は職務上請求書で取得できます。職務上請求書を使うと交付申請書を書かなくていいのでらくちんです。
ですが、行政書士会からは「やれ管理をしっかりしろ!」とか「倫理が大切だ!」などとうるさいことを言われます。申請人の同意なく取得できるのですから、そりゃ厳しくても仕方ありません。気軽に使えるものではありません。
| 委任状
委任状は依頼者からいただきますが、書き方で失敗することがあります。たとえば原本還付。委任状の原本還付を受ける場合には、委任内容に「原本還付に関する委任内容」が書かれていなければなりません。これを書き忘れてしまうと、せっかく委任内容をいっぱい書いていても市役所に取り上げられてしまいますので、使いまわそうと思っていると失敗します。一枚一枚しっかりと委任状をいただいているとそんな心配は無用なのですが、依頼者に署名捺印をいただく手間がかかってしまいます。悩ましいところです。
| まとめ
1 行政書士は市役所と切っても切れない関係!
2 職務上請求書という神器があります!
3 委任状で取得するのが間違いありません!