| 大阪の新築マンションの価格は?
大阪では年々中心部に高層マンションが建てられています。便利な立地のマンションは高価なため、大阪府全体のマンションの平均価格も上昇しているようです。
株式会社東京カンテイが発表した“2018年新築マンションPER”によりますと、近畿圏の平均PERは5年連続で上昇しているようです。
PERは、新築分譲マンションの価格と賃貸マンションの価格を比べた値で、新築分譲マンションの価格が同じ駅の分譲マンションの賃料の何年分に相当するのかを表しています。
2018年の近畿圏平均は22.85となっていて、新築分譲マンションの価格は同じ駅の分譲マンションの賃料約約23年分の価格になっています。70㎡に換算した分譲マンションの平均賃料は約17.5万円(+1.4%)、新築分譲マンションの価格は約4800万円(+4.6%)だそうです。近畿圏の新築マンションの価格はかなり上昇していると言っていいでしょうね。
賃料よりも新築価格の方が上昇率は大きいですから、分譲マンションを借りた方がお得ということになります。ただ、あくまでも平均ですけれども…。
| 新築マンションPERランキング!
近畿圏で新築分譲マンションを購入するなら、どこの駅の周辺で割安感があるのでしょうか。こちらも“2018年新築マンションPER”に載せられています。
1位 JR神戸線 尼崎駅 PER:約14.4
JR大阪駅に近く賃料は結構高めというイメージがありましたが、新築分譲マンションには割安感が強いようです。
2位 JR環状線 大阪駅 PER:約16.1
大阪キタの中心地ですね。こちらも賃料は高いです。その分だけ、新築分譲マンションの割安感があるのでしょうか。
3位 京阪中之島線 中之島駅 PER:約16.8
大阪駅周辺とほぼ同じです。地理的にも近いですから当然でしょうか。
4位 大阪メトロ堺筋線 天神橋筋六丁目駅 PER:約17.1
天神橋筋六丁目(通称、天六)になりますと、家賃もぐっと下がります。尼崎よりも高いですが、大阪駅や中之島駅に比べれば安いです。その分新築分譲マンションも安くなっているようです。
5位 JR神戸線 西明石駅 PER:約17.4
大阪の中心地ではなく、神戸のさらに西にある西明石駅が5位になっています。新築分譲マンションが安いのか、分譲マンションの賃料が高いのか、どちらなのでしょうか。
このように見てきますと、街中の中心地の新築分譲マンションがお得になっているようです。逆に賃貸が高いんだ!とも言えるかもしれませんね。このような地域では分譲マンションを借りるよりも購入した方がよいという判断になりますね。
逆に賃貸を借りた方がお得という地域もあります。夙川や芦屋、北千里、伊丹などの賃料は高めで、新築分譲マンションは安めのようです。
| まとめ
1 近畿のマンションは値上がり中!
2 大阪の中心地で分譲マンションを借りると損!?
3 北摂は分譲マンションを借りる方がお得!?