| ご近所トラブルって何が原因?
助成を対象にしたある調査によりますと、ご近所トラブルに遭った人は約18%いらっしゃるそうです。5~6人に1人の割合でご近所トラブルを経験されています。
ご近所トラブルで多いのは、“飲酒による騒ぎ声(約27%)”“足音(約23%)”“ドアの開閉音(約16%)”などの“騒音(約67%)”がダントツの一番。その他には、ペット、ゴミ出しマナー、マンションの管理組合、違法駐車、境界、たばこなどがあります。
このようなトラブルが起こった時にはどのような対応をすればいいのでしょうか。
| トラブルの解決策
騒音やゴミ出しマナーのトラブルがあっても、半数以上の方は何もしないという選択をしているようです。声を上げても解決しない、自分が我慢すればいいと考えている方が多いのかもしれません。
我慢しないためにも、トラブルの解決方法をいくつか挙げてみたいと思います。
1 管理会社に相談する
お住まいが賃貸マンションでしたら管理会社があるはずです。契約書に管理会社は明記されていませんか?管理会社はマンションを管理する立場にありますのでトラブルの相談にも乗ってくれます。トラブルの起こった日時や状況をメモしておいて管理会社に相談すれば、管理会社から対象者へ注意をしてくれます。誰からの苦情なのかを言わないでもらうこともできます。
2 自治会に相談する
お住まいが戸建住宅ならば自治会へ相談するのも一つの手段です。特に騒音問題やゴミ出しマナーは近隣の住民も迷惑をしていますから、自治会が対策を取ってくれると思います。管理会社ほど直接的な方法ではありませんが、回覧板などで騒音問題が起こっていることを知らせてもらえますので、角が立たない方法を提案してみてはいかがでしょうか。
3 役所に相談する
管理会社や自治会が行う対策では改善される気配がない場合、役所に相談してみる方法もあります。たとえば、騒音・ゴミ・悪臭などは環境対策課のような部署に相談すると、当事者同士が話し合わなくても地域の問題として取り上げてもらうこともできます。役所の職員はご近所トラブルの相談にも慣れていますので良い助言をもらえるかもしれません。
4 直談判をする
ご近所の顔や名前を知っている方ならば直接伝える方法があります。“近頃ゴミが改修されないことがありますよね~”とか“夜に楽器の音が聞こえませんか?”のような雑談の中で伝えていくこともできます。ただ、いくら面識があるからと言っても言語の関係を考えると、まずは管理会社や自治会などへ相談する方がよいと思います。
5 専門家に相談する
最後の手段ですが、弁護士などの専門家に相談する方法があります。専門家の対応にもよりますが、ご近所さんと決定的な亀裂が生じる可能性もありますので慎重に判断されることをおすすめします。
| まとめ
1 ご近所トラブルは5~6人に1人が経験!
2 騒音がご近所トラブルで最多!
3 解決には第三者への相談がベスト!