| 流行りの小中一貫校
小中一貫校は、義務教育の9年間を通じた教育課程を系統的な教育を目指す教育を行っている学校です。小中一貫校のメリットは大きく3つあります。
1 教育内容の質・量の充実
外国語教育やつまずきやすい学習分野のきめ細かな指導など、9年間で一貫して行うことができます。
2 成長過程への対応
6-3制が導入された昭和20年代に比べて、現代では子どもの身体的・精神的成長が早まっていると言われています。それに合わせて4-3-2制や5-4制などの採用も可能です。
3 “中1ギャップ”の軽減
中学校への進学時に、いじめ、不登校、暴力行為などの生徒数が急増する、いわゆる“中1ギャップ”があります。“教科担任制”、“学習スピード”、“部活動への参加”など学習・生活環境の変化を緩やかにすることで、“中1ギャップ”を軽減することができます。
京阪地域ですと、守口市に“さつき学園”という小中一貫校が、京阪本線“土居”駅の近くにあります。施設一体型で教職員が協働した教育が行われています。なんと運動場が芝生化されています!
| 庄内地域小中一貫校って?
豊中市の南部、庄内地域に小中一貫校が開校します。北校と南校の2校が予定されています。
北校は、庄内小学校、野田小学校、島田小学校、第6中学校、第10中学校を再編し、平成34年度の開校が予定されています。庄内小学校の敷地を利用します。
南校は、庄内南小学校、庄内西小学校、千成小学校、第7中学校を再編し、平成36年度の開校を目指しています。整備場所やスケジュールなどは別途計画が策定されます。
これら2校は施設一体型の小中一貫校ですので、すべての教職員が一体となった教育が行われます。
| 公募型プロポーザルを公告
豊中市は2017年11月2日に“豊中市南部地域における複合公共施設及び学校施設設計業務委託”の公募型プロポーザルを公告しました。今回は北校と南部コラボセンター(第6中学校敷地)が対象になっています。詳しくはこちらをどうぞ。
北校は、RC造4階建ての延べ1万4500㎡の校舎のほか大アリーナ、小アリーナ、プールの構成を想定しています。庄内小学校の敷地は約1万㎡ですが、生徒・児童数が1000人を超え学級数は34学級になることが想定されていますのでかなり手狭な印象です。設計の手腕が問われる事案だと思います。
| まとめ
1 小中一貫校は全国的な流行!
2 豊中市庄内に小中一貫校が開校されます!
3 校舎などの設計の公募開始!