スマホで事務所荒らし!

| 士業の事務所を狙う

 

長距離トラックの運転手をしていた被告人が、福島県から山口県の広範囲で司法書士、行政書士、税理士など士業の事務所から現金などを盗んだ疑いで起訴されました。2011年1月から2017年5月までに計68件もの犯行に及び、約974万円相当の金品を盗んだとされています。

犯行の標的になった事務所は、運送中にスマートフォンやタブレット端末の地図アプリを使って、セキュリティの甘そうな事務所を下見していたそうです。地図アプリで事務所の場所は分かっても、どうやってセキュリティが甘そうかどうかが分かったのでしょうか?Google(グーグル)のストリートビューでチェックしていたのでしょうか?

 

男性がスマホの画面を見ながら何かに没頭しているイラスト

 

| 士業事務所が狙われるワケ

 

金品を狙った今回の事件とは別に、士業事務所には個人情報に関する書類等が大量に保存されていますからセキュリティには十分な注意が必要です。

警察庁の犯罪統計資料(平成28年1~12月分【確定値】)によりますと、2016年に検挙された侵入窃盗事件は約4万4千件。そのうち事務所荒らしは約4千3百件。なんと約10%が一般事務所への犯行でした。空き巣、忍び込み、出店荒らしに次いで4番目の多さです。金目のものが少ないにもかかわらず、標的にされるにはワケがあります。

窃盗犯の目的は金庫とパソコンです。金庫の現金や有価証券は分かりやすいですね。パソコンはハードディスクやSSDに保存されている取引先や顧客データを売却してしまいます。もちろんパソコン本体もネットオークション行きです。

事務所が狙われるワケはもう一つあります。それは“侵入のしやすさ”です。テナントビルに入っている事務所ならスーツを着ていれば怪しまれません。一度ビルの中に入ってしまえば複数の事務所の下見ができます。しかも夜間や日祝は無人に近い状態。下見や犯行に少しくらい時間がかかったり音をたてたりしても大丈夫です。このようにテナントビルへの犯行は窃盗犯にメリットが大きいのです。

 

 

| 士業事務所のセキュリティ対策

 

事務所荒らしの犯行の手口ですが、最も多いのがガラス破り、次いで無施錠です。この二つで侵入手段の60%を超えます。無施錠はあまりにもひどいですね。セキュリティの意識が低すぎて論外です。

 

窓ガラスを割り鍵を開けて侵入してくる泥棒のイラスト

 

ガラス破りへの対策ですが、路面店ならシャッターを下ろす、目立つところにセキュリティキーパー(“警備中”の表示)をつけるなどでしょうか。テナントビル内の事務所でもできる対策なら、防犯カメラを設置する、赤外線センサーを設置する、入室管理システムを導入するなどでしょうか。路面店に比べて少し金銭面のハードルが上がります。

 

悪そうな泥棒が、家に設置されたセンサーライトに照らされて焦っているイラスト

 

もし事務所へ侵入されたときの対策も必要です。事務所のパソコンにはセキュリティワイヤーをつけておきましょう。特にノートパソコンは盗難防止策が必須です。ELECOMやサンワサプライなどのPC小物を扱うメーカーで実売1000円程度からいろいろあります。

情報漏洩は信用失墜で事務所生命が絶たれかねませんからぜひ導入して欲しいと思います。大阪は東京と並んで全国一窃盗犯が多いです。大阪で事務所を出している方は警戒しても警戒しすぎることはないでしょう。

 

 

| まとめ

 

1 士業事務所を狙った侵入窃盗犯を起訴!

2 テナントビルの士業事務所は侵入しやすい!

3 セキュリティ対策はパソコンのデータにも!



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