| 帰化は難しい?
日本では帰化は難しいと言われています。平成24年から28年までの国籍取得者は年間1000人と少しで推移しています。
日本国籍を取得させるかどうかは国の裁量ですから、書類を集めて申請をしたからと言って必ず日本国籍を取得できるわけではありません。
在日3世や4世の方にとっては生まれたときから日本に住んでいるでしょうから、日本の国籍を取りたいと考える人も多いと思われます。そこで立ちはだかるのは書類を揃えることです。国籍を取る=戸籍を作るということですから、戸籍になるような事柄は全て明らかにしなければなりません。ご自身のことだけでなく、両親や兄弟のことも証明書を集める必要があります。仕事をしながら集めるとなると大変です。
| 帰化をするなら家族そろって!
家族そろって帰化をする場合、全員が一人ずつ個別に帰化申請をするよりも書類の枚数は減ります。ご夫婦の婚姻証明や祖父母の証明書など、家族でひとつ揃えればよいからです。
どのような書類を集めたらよいのかは事案によりさまざまですが、法務局へ行って担当官に話をすれば集める書類を教えてくれます。どこで取得するのかも教えてくれます。
ただ、家族全員の生まれたときからの証明が必要ですから、最初に指示された書類を集めただけでは足りないと言われることがあります。「もっと遡った書類が必要だ」とか「親族に帰化をした人がいればその戸籍も必要だ」とか「転職してるならこの書類が必要だ」など次々と集める書類が増えていきます。法務局の担当官によっても指示される内容が異なることもあります。せっかく集めた書類なのに「これはいらない」と言われます。
このように、時間も手間もかかる帰化申請を家族別々に行うことは非効率的です。書類集めにしてもそうですし、担当官への相談・書類確認でも無駄が多くなります。効率的に帰化をするためにご家族そろっての帰化をおすすめします。
| まとめ
1 帰化を認めるかは国の自由な裁量!
2 帰化申請で集める書類は膨大!
3 何度も法務局に出向く必要があります!