中古住宅の購入は年代が上がるほど抵抗ない?

| 不動産の日にちなんだアンケート実施

 

(公社)全国宅地建物取引業協会連合会と(公社)全国宅地建物取引業保証協会が実施したアンケート調査が発表されました。不動産の日である9月23日にちなんで、2018年9月21日から11月30日まで、20歳以上の男女を対象にインターネットで実施されました。

9月23日が不動産の日なんて知りませんでした。アンケート名は“住宅の居住志向および購買等に関するアンケート調査”です。なんと!約18,000件もの回答があったそうです。

 

 

| アンケート結果発表

 

アンケートは、“不動産の買い得感”、“持家派か賃貸派か”、“住宅を購入・賃貸する場合の重視点は?”、“既存住宅に抵抗はあるか?”の4つです。順番に見ていきましょう。

1 不動産の買い得感は?

・買い時だと思う   :16.3%

・買い時だとは思わない:22.6%

・分からない     :61.0%

そうですよね、買い時かどうかはわからないですよね。“買い時だと思う”は昨年から3.6ポイント、“買い時だと思わない”は去年から2.1ポイント下がったそうです。

不動産が買い時だと思う理由の上位は…

・消費税率が上がる前だから           :45.0%

・住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから:25.3%

買い時だと思わない理由は…

・“不動産価格が下落しそうだから:29.8%

みなさん、かなり慎重ですね。私個人としては家が欲しいと思った時が買い時だと思います。ライフスタイルの変化にあわせて購入されるのが後悔が少なくていいのではないでしょうか。それに住宅ローンの金利も安くなっていますしね。

2 持家派か賃貸派か

持家派、賃貸派の区別はひとまず置いておいて、次のような結果になりました。

・持家派:80.5%

・賃貸派:19.5%

持家派の理由では“家賃を支払い続けることが無駄に思えるから”がトップの52.9%だそうです。家賃の支払額に少し足して住宅ローンで中古住宅を買うことできればお得感はありますね。

賃貸派の理由では“住宅ローンに縛られたくないから”が41.8%、“天災時に家を所有していることがリスクになると思うから”が35.8%、“税金が大変だから”が26.1%だそうです。たしかに最近は日本全国で台風・大雨被害や地震被害がたくさん発生しているように思います。天災がいつどこで発生するかは誰にも分かりませんから、持家がリスクになる危険性もありますね。

3 住宅を購入・賃貸するときに重視するところは?

住宅を購入するときに重視するの点も賃貸するときに重視する点も同じお金(購入価格、家賃)がトップでした。

住まいに対する考え方の上位3つはこのようになりました。

・親世帯と子世帯が近い距離で暮らせる住環境がよい:31.7%

・田舎での生活など自然のある住環境がよい    :30.0%

・好きな時に転居しやすい住環境がよい      :27.8%

上位3つをあわせると、“自然のある地域で親世帯に近い場所で賃貸住宅に住む”という選択肢になりそうです。都会に住む方は自然のある田舎に憧れますし、転居しやすい賃貸住宅にも魅力を感じるかもしれませんね。

4 中古住宅に抵抗はあるか

近年は中古住宅も人気があります。国土交通省や業界団体は空き家問題を少しでも解消するため中古住宅の流通に力を入れています。流通量も増えてきているのではないでしょうか。

・きれいであれば抵抗はない       :39.8%

・売買金額と状態のバランスを見て判断する:33.2%

購入を検討されている方はさすがですね。物件の状態と代金とのバランスが上位にきています。良いものは高くても検討するし、状態が悪ければ多くのお金は出せない。高額なお買い物だけにシビアですね。

また、年代が上がるにつれて中古住宅に抵抗がなくなるという結果にもなりました。

 

 

| まとめ

 

1 9月23日は不動産の日!

2 持家派が80%も!

3 中古住宅も金額や状態次第で検討の対象に!



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新築住宅が減ってきてる!?

| 持家とマンションの新築は増加傾向

 

国土交通省が2018年12月に発表した建築着工統計調査(月報)では、2018年11月の新設住宅着工戸数が減っているようです。前年同月比で見ますと、持家は2.5%増、マンションは6.1%増で少し増えているようですが、2017年11月~2018年4月までの減少を考えると、この1年では持ち家もマンションも新築が減っています。

特に貸家の減少が大きく、2018年11月は前年同月比で6.9%の減少でした。この1年で見ても、2018年8月の増加を除いて各月で減少しています。

 

 

| 大阪だとマンションが増えてるのでは?

 

近年の大阪では中心部で分譲マンションの建築・販売が多くなっています。前述の統計を見ますと、2018年4月は220%増、5月は433%増となってどんどん増えているように思います。大阪府だけで毎月おおよそ1000~3000戸が建築されているようです。

しかし、近隣の兵庫県、京都府、奈良県では大きく減少している月が多く、近畿では大阪だけマンションの建築が盛んです。2018年1月~11月の兵庫県では34.7%減少、同時期の京都府では27.9%の減少になっています。(奈良県はサンプルが少ないのか前年比が計算されていませんでした。)

兵庫や京都で新築マンションの購入をお考えの方は、大阪のマンションも候補に加えると選択肢が増えます。賃貸用の新築マンションの建築は減少していますから、新築マンションを借りたいという方は新築にこだわらず築浅の物件も考慮に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

| まとめ

 

1 持家、マンションの新築は増加!

2 貸家の新築は大きく減少!

3 関西で新築のマンションを購入するなら大阪も選択肢に!



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