エンディングノートは市区町村役場で配布されています。配布していないところもありますが、葬儀屋で配布されていることもあります。また、市販されていますので本屋などで購入することができます。
今回は、どこでエンディングノートを手に入れればいいのかわからない方向けに書きます。 “エンディングノートはどこでもらう?” の続きを読む
エンディングノートについて書いています。
エンディングノートは市区町村役場で配布されています。配布していないところもありますが、葬儀屋で配布されていることもあります。また、市販されていますので本屋などで購入することができます。
今回は、どこでエンディングノートを手に入れればいいのかわからない方向けに書きます。 “エンディングノートはどこでもらう?” の続きを読む
新型コロナウイルス感染症の流行以降、人が集まる機会が減っています。麻田事務所でも終活のセミナーを行ってきましたが、まだ再開の目途はたっていません。終活セミナーは基本的にお年寄りが対象なのでなかなか難しいところがあります。 “終活セミナーって何をするの?” の続きを読む
以前に比べて話題になっていない“エンディングノート”。少し寂しい気がします。あなたはご存じですか?なにそれ?と思われる方も多くいらっしゃると思います。
簡単に言いますと“終活ノート”です。メリットは色々と挙げられていますが、一番は“残される方が困らないようにするため”です。 “エンディングノートは全部埋める?” の続きを読む
今週は終活のセミナーが4件あります。守口市の発行しているエンディングノートを使って高齢者の方に書くべきポイントを説明しています。老人会の集会などにお邪魔させていただき、30分程度の短い話をしています。おおよそ10人くらいの方に集まっていただいています。
各自治会の自治会長の好意で自治会館を使わせていただいていますが、老人会の会長さんが音頭を取ってくれる地域が多いです。ありがたい限りです。
地域の包括支援センターでも終活のセミナーをしているようです。今回の終活セミナーは私の実体験などを交えてほのぼのとした雰囲気で楽しみながら役に立つセミナーを目指しています。
セミナーでは大きく分けて2つのことをお話しています。一つは亡くなる前にご自身で行うこと。もう一つはご遺族の手間を省けるようにやっておくこと。それぞれ簡単に書きたいと思います。
1 亡くなる前にやっておくこと
こちらだけでも色々ありますが、まずは、エンディングノートを使うのならばご家族にエンディングノートを使っていること、エンディングノートの保管場所を伝えておくことが大切です。せっかく書いてもご遺族が見つけられなければ意味がありませんものね。
(1)家族に見られたくない日記や手紙は処分する
(2)骨とう品や絵画は愛好家に譲っておく
(3)車の名義変更は生前にやっておく
(4)毎月支払いのある会員サービスを整理しておく
(5)パソコンや携帯電話のIDやパスワードを整理しておく
2 ご遺族のために書いておくこと
エンディングノートに記入欄があってもなぜ書くのか分からない項目もあります。そのような箇所を中心に書きたいと思います。
(1)本籍
相続で遺産を分けるためには、生まれたときから死亡したときまでの戸籍を集めて相続人を決めなければいけません。戸籍は本籍の市町村で取得しますから、本籍が分からなければかなり手間がかかります。エンディングノートに書いておくことをおすすめします。
(2)職歴
転職をされた方は特に書いて欲しい項目です。特にご結婚前の会社名は書いて欲しいです。勤めていた会社が企業年金制度を導入していた場合に、そもそも企業年金に加入していたことを知らない場合や忘れていた場合には、年金を受け取れる年齢になっても請求をしていません。遺族の方は亡くなられた方が受け取るはずだった年金を直近5年間分だけですが受け取ることができます。
(3)健康保険証の保管場所
亡くなられた時には健康保険証を返却しなければいけません。その手続きがスムーズにいくように保管場所をエンディングノートに書いておいてください。
(4)葬儀について
葬儀屋によっては葬儀費用を積み立てる制度があります。典礼会館などがそうでしょうか。積立金は数十万円になると思いますので、これを使わないと損ですね。葬儀費用の積み立てをしている場合には、その葬儀屋のことをエンディングノートに書いておくと安心です。
(5)ペットのこと
ペットを飼われている方は、亡くなった後にペットの世話を誰に頼んでいるのかをエンディングノートに書いておきましょう。ペット信託という方法もあります。
(6)資産のこと
代々受け継がれている不動産はご家族も知らないことがあります。特に名義が数世代前のご先祖様のままになっていることもあります。このような不動産はエンディングノートに書いておかないとそのままになってしまいます。また、預金口座の金融機関名も書いておいてください。金融機関名さえわかれば何とかなります。間違っても暗証番号はエンディングノートに書かないでください。資産で特に大切なのが借入金やローンです。住宅ローンや車のローンなどがある場合にはエンディングノートに書いておいてください。相続を放棄するかどうかの重要な判断材料になります。相続放棄は3カ月しかできませんので、ご遺族のために包み隠さず書いてください。生命保険などに加入している場合も保険会社を書いておいてください。
1 自治会館で終活セミナーを開催!
2 エンディングノートはご遺族のため!
3 エンディングノートの項目には意味があります!
テレビやインターネットでよく目にするようになってきた“エンディングノート”。これってなに?と思われる方も多くいらっしゃると思います。
簡単に言いますと“終活ノート”です。メリットは色々と挙げられていますが、一番は“残される方が困らないようにするため”です。エンディングノートには、名前・住所・電話番号などの基本的な情報以外にも、葬儀や財産について書く欄がたくさんあります。
市販のエンディングノートはたくさんありますので、本屋に行かれた時に一度パラパラとめくってみてはいかがでしょうか?インターネット上にも無料のエンディングノートがあります。ダウンロードして書き込むことができるようになっています。
市販のエンディングノートは分厚いものが多いです。1500円くらいでしょうか。分厚い分だけ想いをたくさん書き込めます。“書くこと”が苦にならない人にはピッタリです。
“面倒くさい”と思われる方は、500円くらいで薄いものも販売されています。市町村が発行しているエンディングノートもあります。20ページくらいですので気軽に書けると思います。
エンディングノートの項目はたくさんありますが、全部を埋める必要はありません。書きやすいところから書いていってかまいません。後になって修正しても大丈夫です。
書いておくことをおススメするのは次の項目です。残された方が困らないようすることを基準に選びました。
ご家族が同居していない場合には、本籍を知らないということが意外にあります。相続の手続に必要ですので、念のために書いておきましょう。
戦後すぐの時代だと年金に加入していていないと思っていて請求ができていない場合があります。5年の時効はありますが、遺族方が代わりに請求できることがありますので転職をした方は念のために書いておきましょう。
骨とう品や絵画をお持ちの方は、おおよその相場とともに書き込んでおきましょう。できれば生前に価値の分かる人へ譲られると安心できます。
健康保険証は亡くなられると発行元へ返還しなければいけません。種類・番号などとともにどこに保管しているのかなどを書いておくと手間がかかりません。
病名の告知や延命治療の有無などの意思を書いておくと、ご家族が迷わなくなります。特に延命治療を望まない場合にははっきりと書いておきましょう。
認知症になる不安は避けられません。認知症になった場合に財産管理を誰にお願いするのかを書いておくことをおススメします。配偶者やお子さんを指名しておくと安心です。
葬儀をどこでやって欲しいかを書いておきましょう。葬儀費用の積み立てをしている葬儀屋があれば書いておくと遺族の方は安心です。また、散骨を希望する場合なども記入しておくと希望が叶うかもしれません。
遺言書を書いた場合には必ず書いておきましょう。保管場所も書いておくと遺族の方の手間が省けます。
亡くなったときに連絡をして欲しい方の名前や住所、電話番号などを記入します。“この人に伝えればみんなに知らせてくれる”という方がいる場合には、その方を記入しておいてください。
不動産の所在地や名義人、預貯金の金融機関名と支店名、ローンの借入先と返済方法、生命保険会社の会社名と受取人などを記入します。とくにローンについては全部書いておきましょう。遺族の方が相続放棄をするかどうかの判断に役立ちます。
1 エンディングノートは遺族のため!
2 書けるところだけを書くだけで十分!
3 記入のおすすめ項目は10個!