不動産を売る理由はいくつもあります。不動産の売却は何度も経験することではありませんので、他の人がどんな理由で売却しているのかは気になりませんか?なかなか尋ねる機会もありませんし、積極的に話をすることも少ないと思います。
実際にはどんな理由があるのでしょうか。サンプルは少ないですが、アンケート結果を考えてみます。
| 売却した理由の上位は?
売却理由で最も多かったのは「買い替え」(約27%)でした。2位以下を突き放しての1位獲得です。郊外から通勤・通学に便利な都会へ移り住んだりする方が多いのでしょうか。少し意外でした。日本ではまだ住宅を何度も購入して住み替えることは少ないですので、買い替えによる売却はそれほど多くないのかなと思っていました。
2位は「相続」(約17%)です。住まない実家を空き家にしておくわけにもいきませんので、相続した家を売却したのでしょう。空き家であっても固定資産税などの費用も掛かりますし、維持をするには意外なお金がかかります。必要のない不動産は売却してしまうというのは経済的にも精神的にも良いことだと思います。
3位は「転勤」(約12%)です。せっかく購入した家を転勤で手放すのは名残惜しいですね。需要のある地域でしたら賃貸にするという方法もあります。賃貸は手間がかかりますから、すっきりとするために手放すという方が多いのかもしれません。将来、また戻ってくる可能性があるのでしたら、手放さずに賃貸に出して収益を得ておくというのも1つの方法です。特に都会の駅近マンションでしたら需要があると思います。
以上、10%以上の回答でした。4位以下は「資金が必要」「今が売り時」「離婚」などが続き、少数ですが「子供の独立」「家族と同居」「出産・育児」「介護」などの理由が挙げられていました。
| 不動産会社には理由を話す?
上でみたように、不動産の売却の理由は人それぞれです。離婚などのマイナスイメージのある理由でも不動産の売却を担当する不動産業者に理由を話しているのでしょうか?
アンケートでは、売却理由を正直に伝えた人が90%もいらっしゃいました。理由を話したことで不動産業者が相談にのってくれたり、買主から感謝されたりすることがあるようです。家具や家電などの残置物もうまく処理してくれるようですね。
| まとめ
1 売却理由の1位は「買い替え」!
2 「子供の独立」「介護」「離婚」など人生の転機に売却!
3 売却理由は不動産業者にも伝える方が多い!