外国人の入国制限が厳しい!?

2020年春から続く新型コロナウイルス感染症の影響で、外国人が日本へ入国することが難しくなっています。2021年の夏には東京オリンピックが無観客で開催されています。このような状況で、政府は多くの地域からの来日に上陸拒否をしています。海外から外国人を招聘しようと考えておられる会社の方はご注意ください。

 

 

| 法務省の上陸拒否政策

 

法務省は上陸拒否の政策を発表しています。一定の地域に14日以内に滞在したことのある方に対して原則的に日本への上陸を拒否しています。

ただし、特段の事情があれば上陸が許可されます。特段の事情は、再入国許可で再入国をする外国人の一部、日本人や永住者の配偶者や子、定住者の配偶者や子で日本に家族が滞在している方など、かなり条件が厳しくなっています。

 

 

| 上陸拒否される地域

 

上陸拒否が行われている一定の地域は次のとおりです。上陸申請前14日以内に滞在したことがある地域です。159もの国・地域が対象で、あまりにも多いのでいくつかを抜粋します。

1 アジア

インドネシア、フィリピン、マレーシア、インド、パキスタン、バングラディッシュ、ネパール、ブータン、ミャンマー、カンボジア、スリランカ、タイ、モンゴル、

2 北米

カナダ、アメリカ

3 中南米

エクアドル、チリ、ドミニカ国、パナマ、ブラジル、ボリビア、ドミニカ共和国、ペルー、ウルグアイ、コロンビア、バハマ、メキシコ、アルゼンチン、キューバ、グアテマラ、ジャマイカ、ハイチ、パラグアイ、ベネズエラなど

4 欧州

イタリア、イギリス、オーストリア、オランダ、ギリシャ、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ロシアなど

5 中東

イスラエル、イラン、トルコ、アラブ首長国連邦、サウジアラビア、イラク、パレスチナなど

6 アフリカ

エジプト、モロッコ、南アフリカ、アルジェリア、カメルーン、セネガル、ケニア、リギア、エチオピア、ナイジェリアなど

 

ちなみに、上陸拒否が解除された地域もあります。たとえば、シンガポール、韓国、台湾、中国、ブルネイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドです。

これらの国に滞在したことのある来日者の上陸拒否は解除されましたが、日本大使館などの在外公館でのビザ(査証)の発給は行われていないそうです。

何を言ってるのか分からないかもしれません。上陸拒否が解除されたけれどもビザが発給されない??簡単に言いますと、在留資格を得ることはできますが入国できない状況です。

ちなみに、2021年8月初旬現在では、在留資格を得るには申請をしてから1~3か月かかるそうです。

 

 

| 海外との往来を再開する制度

 

新型コロナウイルス感染症の様子を見ながら、海外との国際的な人の往来再開に向けた段階的な措置が取られています。

海外でPCR検査証明をもらったり14日間の健康モニタリングなどをクリアした方が来日する場合、日本でのPCR検査や14日間の移動制限などを条件に入国を認める制度です。

短期出張用のビジネストラックと長期滞在者用のレジデンストラックの2種類が準備されています。

ところが、2021年8月初旬の現在で、この制度は停止されています。つまり、ビジネスや観光などを含めた海外との往来はほぼ0になっています。

 

 

| まとめ

 

1 新型コロナでそもそも上陸拒否!?

2 上陸拒否が解除されてもビザが発給されない!?

3 往来再開の制度はあっても現在は停止中!



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