みなさんは家を買うのに預貯金をいくらくらい貯めたいと考えていますか?(株)エイチームライフスタイルが“すまいうる”で家の売却実態を調査しました。その中で“いくら貯金できたら家を購入しますか”という項目があります。どのくらい貯めたら家を買おうと思っているのか気になりますね。早速見てみましょう。
| いくら貯まったら家を買う?
家を買うのは一生に一度という方が多いと思います。大きな買い物ですから慎重かつ思い切って購入したいと考えておられる方が多いかと思います。
家を購入する上で最も気になるのが“お金”。いくらまでの物件なら住宅ローンを払っても暮らしていけるか、いくらまでなら住宅ローンを借りられるのか、住宅ローンに入らない諸経費などはいくらくらいなのか、どのくらいの預貯金があれば生活できるかなど、悩みは尽きません。
すまいうるのアンケート調査では、いくら貯金ができたら家を購入しますか?との問いにみなさんの思いを表すように“わからない/特にない”と答えた方が47%にも達しました。ほぼ半数の方が必要な預貯金の金額がはっきりとしていません。
預貯金が500万円未満でも家を購入すると答えた方は約4%。中古住宅でもなかなか手を出しにくい預貯金額なのでしょうか。
500万~1000万円未満、1000万~1500万円未満と答えた方はともに約12%です。4人に1人が500~1500万円未満の預貯金があれば家の購入ができるとお考えになっているようです。当店では700~800万円の預貯金額の方が比較的多いでしょうか。
1500万円以上の預貯金額を考えておられる方は約24%。東京の都心部でマンションの購入を考えておられるならば、このくらいの預貯金がないと不安が残るのかもしれません。
当店のある門真市近隣では、年収400~500万円ほどありますと住宅ローンを組んで2000万円台の新築住宅を購入することができるようになります。年収600万円ありますと住宅ローンの審査にも余裕が出てきます。
家の購入をお考えの方は一度不動産屋に相談してみてはいかがでしょうか。
| 住宅購入は予算オーバーが当たり前?
(株)住環境ジャパンでは住宅購入前後のギャップとエピソードに関する調査が行われました。その結果によりますと、最も多いギャップが予算についてです。
理想としては、予算内で収まること(約33%)、イメージ通りの間取りであること(約20%)、日当たりが良いこと(約19%)、立地が良いこと(約16%)などが挙げられています。
その反面、現実を見ますと、予算オーバーが約44%、間取りの失敗が約19%、日当たりの失敗が約10%となっています。8割以上の方で予算オーバーが現実になってしまいます。
予算オーバーになる原因は、おそらく設備にお金をかけたのではないでしょうか。立地と土地の価格は事前に比べられますからギャップは少なそうですし、間取りの使いやすさは購入前にはイメージをしにくかったりしますからギャップが大きかったりします。
その点、設備は、例えば食洗器のように使うかもしれないと思った設備をほとんど使わなかったり、太陽光発電のようにメンテナンスにお金がかかったりして失敗したと思ってしまうことが多いように思います。
建築中で設備を色々と決めることができたり、注文住宅を購入したりする場合には設備にお金をかけすぎてしまうことが考えられます。
築年数が経っている中古物件の場合には、設備が古くて使いにくかったりしますので注意が必要です。新しく交換になりますと相当のお金が必要になりますので予算オーバーの懸念があります。特に水回りの新設・交換は100万円単位で費用がかかります。
このようなことを考えると、住宅購入のための預貯金は多いに越したことはないと思います。ただ、希望と優先順位をしっかりと定めて、“これだっ!”という物件が見つかったときには、思い切って一歩踏み込むことをおすすめします。土地に同じ物件はありませんから。
| まとめ
1 住宅購入のための預貯金額は1500万円以上!?
2 予算をオーバーした方は4割以上!
3 希望と優先順位をしっかりと決めて!