2019年に麻田不動産で中型のドローンを購入しました。業務で使用しますが、今回初飛行をしましたので、その様子を書きたいと思います。
麻田不動産の周辺地域は人口密集地域になっており、屋外での飛行には飛行許可申請が必要です。会社周辺での試験飛行は無理ですので、飛行が可能な場所に行ってきました。
前回の“ドローンの初飛行!その1”では飛行の準備からホバリングまでを書きました。今回は上空からの空撮について書きます。
| ドローンでの撮影に挑戦
前回のホバリングからInspire2に慣れるまで少し練習をして、上空からの空撮に挑戦しました。カメラを上下左右に動かして撮影したり、目標を定めて静止画や動画の撮影をしたりしました。
50mほど上昇すると機体がかなり小さく見えます。写真では分かりづらいですが、機体の前方・後方を示すLEDのおかげでどちらを向いているかははっきりとわかります。ただ、操縦者以外はこのLEDだけが頼りになりそうです。
将来的に2人体制で飛行と撮影を行いたいと考えていますので、慣れるまで体にしっかりと叩き込みたいと思います。
| 目標物の撮影
ジンバルとカメラはDJI社のZenmuseX5Sを使っています。
これです。
規格はマイクロフォーサーズ(m3/4)で、焦点距離は15㎜です。35㎜版換算で30㎜の広角レンズになります。30㎜レンズは使ったことがありませんし、ドローンのサイズ感によって操縦者とドローンとの遠近感が変わりますから、慣れが必要でした。
最初、目標物にどのくらい近づけばどのくらいの大きさで撮影できるのかは、ドローンを近づけてモニタで確認するしかありません。
静止画の撮影の場合には、Inspire2が自動でホバリングしてくれますから撮影に集中できます。機体と撮影に慣れるまではとても助かる機能です。
実際に撮影するとこんな写真が撮れました。
| 空撮に挑戦
目標物の撮影をするうちにバッテリー残量が減ってきましたので、急いで空撮に挑戦しました。100mくらいまで上昇し、周囲の風景を撮影しました。
動画も撮影しましたが、かなり鮮明に映っています。実際に撮影した写真や動画を見てみると、静止画よりも動画の方がきれいに撮れている印象があります。ZenmuseX5Sは素晴らしい!
ただ、逆光には弱いように思いました。太陽が画面の近くにあるとハレーションやゴーストが盛大に映ります。モニタではあまり気になりませんでしたが、実際の映像ではかなり強めに出ていました。
太陽が画面に入るとAE(オート露出)が太陽の明るさに引っ張られて地面が黒くなります。これは仕方ありませんね。中央重点測光やスポット測光などの設定で対応できそうです。
| まとめ
1 上空ではLEDで機体の向きを確認!
2 目標物の撮影は距離感が難しい!
3 X5Sは逆光に弱い!?