守口市内は京阪沿線の地域の中では道路が比較的よく整備されています。広くきれいな道路が多い印象ですね。
ところが、中には交通量に比べて道路の幅員が狭かったり歩行者や自転車にとって危険だったりする道路もあります。
そのような道路は、守口市の都市計画の中の都市計画道路として整備が進められています。どのような道路が都市計画道路になっているのでしょうか。
| 守口市の都市計画道路
守口市の都市計画道路は30路線あります。このうちのいくつかは変更や廃止がされています。計画されていた都市計画を挙げます。
これらのうち、整備済みの区間、廃止される区間、変更される区間があります。
整備済みの区間としては、大阪守口線、大阪中央環状線、豊秀佐太線、国道163号線、馬場菊水線、河原菊水線、春日河原線、寺内東光線、八島堂脇橋線、大日駅前線、駅前1号線、桃町歩行者専用道、駅前2号線、大阪モノレール専用道の14路線です。
進捗が進んでいる路線は、豊秀松月線、八島大久保線、河原南寺方線、土居駅来迎線、西橋波寺方線、大枝西線、桃町外島歩行者専用道の7路線です。
| 廃止などの見直しがされるのはなぜ?
大阪府の都市計画道路は高度経済成長に対応するために1950年代から1960年代にかけて計画されてきました。
ところが、その後の経済状況や財政の制約によって都市計画道路が思うように進められなくなってきました。さらに、大阪府は人口減少が予想されていますし、少子高齢化がどんどん進んでいます。
このような状況で都市計画道路をそのまま実行することは効率的ではありません。そこで、将来の都市づくりの方向性に合わせて都市計画道路も変更されています。
都市計画の実施される区域では住宅を建てるなどの土地の利用方法が制限されます。また、住宅の平均利用年数も40年程度に長くなってきていますし、中古住宅の市場が少しずつ拡大しています。
2008年の最高裁判所の判決では、都市計画を変更する場合には、土地利用や交通等の現状や将来の見通しを客観的・実証的になされなければいけないとされました。
現状や将来の見通しに基づいた都市計画を実施するために、都市計画道路の廃止や変更がなされています。
| まとめ
1 守口市の都市計画道路は30路線!
2 整備されていない路線は16路線!
3 合理的な現状や将来の見通しに基づいて都市計画を変更!