不動産業者のイメージについてアンケートが行われ、結果が発表されました。毎年、リビンテクノロジーズ株式会社によって行われている調査で、2019年は30歳以上の男女126人が回答しました。
早速見てみましょう。
| 不動産業者のイメージは?
複数回答でたくさんありますので、10%以上の上位10個をご紹介します。
1位 口が達者 約50%
2位 しつこい 約34%
3位 強引 約29%
4位 地域に詳しい 約26%
5位 コミュニケーション能力が高い 約25%
5位 知識が豊富 約25%
7位 気配り上手 約17%
7位 多忙 約17%
9位 高収入 約12%
10位 怖い 約11%
1位の“口が達者”から7位の“気配り上手”までは2018年の調査と同じ順位になっています。2017年は“強引”が1位、“しつこい”が2位でした。
全体的に強引でしつこいというイメージが徐々に払拭されてきているのかもしれません。“一度問い合わせたら断っても何度も電話がかかってくる”というようなこと、いわゆる追客のしつこさも少なくなったのかもしれませんね。ポータルサイトなどでは4~5回の電話やメールで反応が薄い場合には1か月に1回のメールマガジン程度の接触を推奨することが多いようです。
1位の“口が達者”と5位の“コミュニケーション能力が高い”は同じような感じかもしれませんね。悪いイメージとしては、2位の“しつこい”、3位の“強引”、10位の“怖い”でしょうか。アンケート結果を見ますと“怖い”というイメージも徐々に少なくなっているようです。
| 不動産業者のよかったことは?
不動産業者とのやり取りの中でよかったことがあると答えた人は約48%でした。ないと答えた人は約52%です。
“ある”と答えた人のうち80%が“対応が良かった”としています。このランキングも見てみましょう。複数回答です。
1位 対応が良かった 約80%
2位 優良物件を紹介してくれた 約23%
3位 お金のことなどのアドバイスをしてくれた 約18%
4位 契約後も気遣ってくれる 約15%
5位 手数料を値引きしてくれた 約12%
6位 引越しや不用品処分の手配をしてくれた 約10%
“対応が良かった”というのが圧倒的ですね。アドバイスや気遣いなどは担当者によって大きく変わる部分だと思います。不動産業者も客商売ですね。
| 不動産業者の悪かったことは?
不動産業者で嫌だと思ったことがある人は約52%で、ない人は約48%でした。数字的には、さきほどの“不動産業者のよかったこと”とリンクしてそうですね。
こちらも10%以上の上位を見てみましょう。複数回答です。
1位 悪いことを事前に教えてくれなかった 約35%
2位 対応が悪かった 約33%
3位 所有不動産の売却価格が予想以上に低かった 約21%
4位 契約内容が違った 約17%
5位 物件の提案数が少なかった 約14%
6位 おとり広告物件だった 約12%
トップ2の割合が多いですね。物件の悪いところを伝えるのは不動産業者としては義務のようなものですが、重要事項説明で不要なことは伝えないこともあるようです。
3位の売却価格は不動産業者のせいではなさそうですが、不動産業者の買取ではかなり価格は安くなる傾向にあります。買取り物件の売却までの税金等の負担や購入代金回収のリスクがありますから仕方ありません。
4位の“契約内容が違った”というのは、事前での話とは違ったということでしょうか。6位の“おとり広告物件だった”というのは、不動産業者がダメですね。小さな不動産屋の場合には人手が足りずに物件の情報を頻繁に更新ができません。多くのポータルサイトでは2週間くらいの掲載期間ですので、その間に売れてしまったり部屋が埋まってしまったりすることもあります。気に入った物件があれば早めに手を打つのがおすすめです。
| まとめ
1 不動産屋は口が達者!?
2 不動産屋の悪いイメージは減少傾向!?
3 愛想よく手間を惜しまないことがイメージ向上の秘訣!?