| 特定技能は新しい在留資格
特定技能は2019年4月から始まった新しい在留資格です。人手不足が叫ばれる14業種に限定して、単純労働ができる就労系の在留資格が新設されました。
特定技能では単純労働ができる反面、事前に日本語能力や職務能力の試験を受けなければいけません。試験自体はそれほど難しくないと言われています。
日本語能力テストはゆっくりと話される会話の内容を理解できるレベルで、人にもよりますが6か月の勉強でクリアできるそうです。職務能力の試験内容は業種によって色々ですが、こちらもその業種の職務経験があればクリアできるそうです。
受け入れ機関にも厳しい条件や義務がありますので、技能実習生制度への世間からの批判を活かせているのではないでしょうか。
| 特定技能評価試験の実施予定時期
日本語能力や職務能力は図る試験は“特定技能評価試験”と呼ばれています。法務省は国外と国内に分けて実施予定時期を発表しました。国外での試験は特定技能で新たに日本へ入国する人が対象で、国内での試験は主として技能実習生からの在留資格の変更のために実施されます。
1 国際交流基金日本語基礎テスト
2019年4月13日、14日(フィリピン)、2019年6月(フィリピン・ベトナムで調整中)
2 介護日本語評価試験
2019年4月13日、14日(フィリピン)、2019年6月(フィリピン・ベトナムで調整中)
3 介護技能評価試験
2019年4月13日、14日(フィリピン)、2019年6月(フィリピン・ベトナムで調整中)
4 ビルクリーニング分野特定技能1号評価試験
2019年秋以降(国内、ベトナム、その他検討中)
5 製造分野特定技能1号評価試験
2019年度内(ベトナム、中国、フィリピン、インドネシア、タイ)
6 建設分野特定技能1号評価試験
2019年度中(ベトナム・フィリピンで調整中)
7 造船・舶用工業分野特定技能1号評価試験
2019年度中(国内、中国で調整中)
8 自動車整備特定技能評価試験
2019年度中(ベトナム・フィリピンで調整中)
9 航空分野技能評価試験(航空グランドハンドリング)
2019年度中(国内、フィリピンで調整中)
10 航空分野技能評価試験(航空機整備)
2019年度中(モンゴルで調整中)
11 宿泊業技能測定試験
2019年4月14日(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)
2019年度の早い時期(ベトナムで調整中)、2019年度中(ミャンマーで調整中)
12 農業技能測定試験(耕種農業全般)
2019年秋以降(国内、中国・ベトナム・フィリピン・インドネシア・カンボジア、タイ・ミャンマーで検討中)
13 農業技能測定試験(畜産農業全般)
2019年秋以降(国内、中国・ベトナム・フィリピン・インドネシア・カンボジア、タイ・ミャンマーで検討中)
14 漁業技能測定試験(漁業)
2019年度内(国内)、2019年秋以降(インドネシアで検討中)
15 漁業技能測定試験(養殖業)
2019年度内(国内)、2019年秋以降(ベトナム・中国・フィリピンで検討中)
16 飲食料品製造業技能測定試験
2019年10月(中国・ベトナム等5か国で検討中)、2019年10月以降(国内)
17 外食業技能測定試験
2019年4月25日(東京、大阪)、2019年6月(ベトナムで調整中)
日本語能力の試験では“日本語能力試験”もあります。こちらは2019年7月7日、12月1日に国内・海外で実施予定です。7月か12月のどちらか一方しか実施しない試験会場もありますのでご注意ください。
外食業の技能測定試験の申し込みは2019年3月22日から始まりましたが、東京は募集開始時間すぐに、大阪は当日中に定員になったそうです。担当者の予想以上の応募数があり、近い日程で試験の回数を増やすようです。宿泊業の技能測定試験でも同じようなものだそうです。
| まとめ
1 特定技能では日本語と技能の2つの試験に合格必須!
2 国内、東アジア、東南アジアで試験予定があります!
3 外食業や宿泊業の試験に受験者が殺到!