雨による災害!

| 洪水と土砂崩れ

 

今、台風5号が九州地方に接近しています。日本の台風の被害は毎年甚大で、家や建物だけでなく、ライフラインやときによっては人命までもが犠牲になっています。台風の針路にあたる方々は十分に注意してください。

また、近年は“ゲリラ豪雨”と呼ばれる集中豪雨で河川の氾濫や土砂崩れが起こり、大きな被害が出ています。

洪水については、国土交通省が“洪水浸水想定区域図・洪水ハザードマップ”を公表しています。“洪水浸水想定区域図”は、洪水予報河川について想定される最大規模の降雨で河川が氾濫した場合に浸水が予想される地域と水深、浸水継続時間が書かれています。

洪水予報河川(大臣)

洪水予報河川(都道府県知事)

一度、お住まいの地域を確認して避難場所などを覚えておくと安心です。避難場所は市町村の公表しているハザードマップに載っています。

土砂災害については、土砂災害防止法によって都道府県知事が危険な地域を指定しています。例えば大阪府ですとこのようになっています。

土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域の指定(大阪府)

マップを見てもらうと分かりますように、山沿いが指定されています。この中で特別警戒区域になっているところは、特定開発行為をする場合には原則として都道府県知事の許可が必要です。

 

 

| その他の規制も!

 

豪雨でがけ崩れや土砂災害が発生しないようにするため土砂災害の警戒区域がありますが、それ以外にも宅地造成等規制法によって宅地の造成が規制されています。

例えば、宅地造成工事規制区域に指定されているところで宅地造成工事をするときには都道府県知事の許可が必要です。

その他にも造成宅地防災区域に指定されているところは、災害が生じないよう土地の所有者に擁壁などの修理や改造などの努力義務がありますし、場合によっては改善の命令が出されることもあります。このような区域にお住まいの方は、災害を防止するための擁壁などは大切に扱ってくださいね。

 

 

| まとめ

 

1 台風の被害は甚大!みなさまご注意を!

2 洪水は国土交通省や市町村の公表しているハザードマップを確認!

3 土砂災害が起きないように擁壁などは大切に!

 

 

大阪の東部では今日の午後に激しい雷雨がありました。チラシ配布中だった私はびしょ濡れです。チラシだけは濡れないように死守しましたよ!突然の雷雨が増える季節ですので、みなさま、どうか災害にだけはお気を付けください。



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