文楽を観てきました!

| 文楽?何それ?

 

みなさん、文楽ってご存知ですか?いわゆる人形劇です。近松門左衛門の曽根崎心中など高校の国語教科書の年表で見たことありませんか?アレです。伝統芸能ですね。大阪では国立文楽劇場で上演されています。

今回は“源平布引滝”と“夏祭浪花鑑”を観てきました。外国人の方や若い方も観に来られていました。人形の動きが意外に細かくて楽しかったです。

 

 

| 補助金・助成金だらけ?

 

大阪の方でしたら記憶にあると思いますが、5年位前に橋下元大阪市長が補助を原則廃止すると言いました。マスメディアに注目されていた橋下元市長の発言ですから、関西のテレビでも大きく取り上げられて連日ニュースになっていたように思います。

橋下元市長の考え方を一言で言うなら「行政機関からの補助金を原則廃止して、第三者機関からの助成金に変えます。自分たちで稼げるようになってくださいね。」ということです。

連日のニュースで観客動員数はかなり増え、当時は橋下サマサマだったようです。ただ、最近はメディアに取り上げられる頻度が減ってチケットは余っているらしいです。

 

 

| 伝統芸能の復興はできる?

 

文楽に限らないことですが、多くの伝統芸能では人材の育成が上手くいっていません。歌舞伎はメディアにも頻繁に取り上げられていますし、様々な試みをしていますので、興行的にも成功している部類でしょうか。

文楽では若手の技芸員は食べていくのも厳しいほど収入が少ないといわれています。技芸員は日本芸術文化振興会が研修生として募集していますが、舞台で活躍しているのは1972年から27期で47名しかいません。養成機関があってもこの数字です。40歳や50歳でも若手と呼ばれる世界ですから、20代・30代の技芸員にとってはとても厳しい状況です。他の伝統芸能でも似たような状況だと思います。

個人的には若い方の活躍できる場がもっと増えてほしいですね。

 

 

| まとめ

 

1 文楽はマイナーな伝統芸能!

2 補助金・助成金なしでは成り立たない世界!

3 人材育成に問題あり!?



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