マンションは賢く買える?

| 2018年に話題になった不動産ニュース

 

2018年は大きな不動産のニュースが多かったように思います。1月には“かぼちゃの馬車問題”がスクープされました。3月は“スルガ銀行の書類偽造問題”がありましたし、5月には“レオパレス21の建築基準法違反”が発覚しました。スルガ銀行に続いて9月は“TATERU社の融資書類の偽造問題”、10月の“積水ハウス地面師事件”の犯行グループも大きくニュースで取り上げられました。

このような中、新築マンションの着工数は増加傾向ですし、単位面積当たりの価格も落ち着いています。一方、中古マンションの人気が高まり価格が上昇していたようですが、この1年は落ち着いているようです。大阪市内の中古マンションだけを考えますと2013年1月から約40%高くなったままなのですが…。

 

 

| 大阪の中古マンションが売りに出される!?

 

中古マンションの値上がりの原因は、買いたい人が増えて値上がりしているというよりも、新築マンションの価格に合わせて中古マンションの価格が上がっているという一面があります。

なぜなら、中古マンションの供給数は値上がりが始まった2012年頃からそれほど増えていないのです。ある統計によると大阪府の2012年が約6000戸、2018年が約8000戸です。売マンションが大きく増えたのは大阪の中心部の中古マンションです。こちらは、2012年が約1200戸、2018年が約2500戸と2倍、約1300件も増えています。

そして、実際に売れた中古マンションは、大阪府内全域では約700件/月で推移していますし、大阪の中心部も約100件/月から約180件/月と80件/月ほど増えた程度です。

ところで、大阪でマンションの建築が増えたのは、1970年代~1980年代と言われています。このころに建てられたマンションは2019年で40年近く経っています。40年前にマンションを新築で購入した人の多くは高齢になってきていて売りに出されると予想されているのです。

中古マンション価格は高止まりで供給数がさらに増えれば、中古マンションの価格は値下がりするおそれがあります。買いたい人にとっては値下がりによって買いやすくなるのではないでしょうか?

 

次回以降で、中古マンションを買うときに気を付けてほしいことを書きたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

| まとめ

 

1 2018年は不動産の大きなニュースが多かった年!

2 中古マンションの価格が落ち着いてきました!

3 中古マンションを買いたい人は増えてない!?

4 大阪では中古マンションの供給数が増えるかも!?



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