新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が延長されて、10都府県で2021年3月7日まで継続することになりました。飲食業の時短要請も3月7日まで続く見込みです。休業を余儀なくされる店舗も多いだろうと思われます。
そこで、今回は休業をしながら従業員を解雇せず給料を支払い続けている企業の助成金について書きたいと思います。助成金の申請の専門家は社会保険労務士ですので、ご自身で申請が難しいと思われる場合には社会保険労務士へご相談ください。
小規模事業主向けの申請書類の書き方を書いていきます。前回の続きで休業実績一覧表の書き方です。最後に役員名簿のひな形も載せておきます。
| 休業実績一覧表(雇調金)の書き方
雇用調整助成金の休業実績一覧表はこちらになります。
1 支給申請する1カ月間の年月日
休業をした日を含む1カ月間の年月日を記入します。通常は賃金締切日の期間と同じになります。たとえば、月末締めの場合は1日~月末、25日締めの場合は前月26日~当月25日です。
2 休業手当の支払率
休業手当として給与の全額を支払っている場合は“100”、8割を支払っている場合は“80”と記入します。
3 1日の労働時間
通常日の1日の労働時間を記入します。8時間労働であれば“8”と記入します。
4 休業対象労働者の氏名・雇用保険被保険者番号
休業をした人の氏名と雇用保険被保険者番号を記入します。
5 休業日数、1日のうち一部休業した場合の休業時間
休業をした人ごとに休業日数と休業時間を記入します。
6 休業手当の額
休業をした人ごとに休業手当として支払った金額を記入します。
7 休業日数、1日のうち一部休業した場合の休業時間、休業手当の合計
休業実績一覧表に記入した人の休業日数、1日のうち一部休業した場合の休業時間、休業手当の金額の合計額を記入します。EXCELファイルで作成すると自動計算されます。
8 1日のうち一部休業した場合の休業時間を労働時間で割った日数
たとえば、1日のうち一部休業した場合の休業時間の合計が100時間、1日の労働時間が8時間だとすると、100÷8=12.5になります。小数点がありますので切り上げて13日になりますので“13”と記入します。
9 休業延べ日数
休業日数と1日のうち一部休業した場合の休業時間を1日の労働時間で割った日数(先ほどの例では13日)を加えた日数を記入します。
10 チェックボックスの記入
チェックボックスにチェックマークを記入します。
11 事業主、労働者代表の氏名
事業主と労働者代表の氏名を記入します。押印は不要です。
| 休業実績一覧表(緊安金)の書き方
緊急雇用安定助成金の休業実績一覧表はこちらになります。雇用調整助成金の休業実績知覧表とほぼ同じです。違いは雇用保険番号の記入欄がないだけです。
1 支給申請する1カ月間の年月日
休業をした日を含む1カ月間の年月日を記入します。通常は賃金締切日の期間と同じになります。たとえば、月末締めの場合は1日~月末、25日締めの場合は前月26日~当月25日です。
2 休業手当の支払率
業手当として給与の全額を支払っている場合は“100”、8割を支払っている場合は“80”と記入します。
3 1日の労働時間
通常日の1日の労働時間を記入します。8時間労働であれば“8”と記入します。
4 休業対象労働者の氏名
休業をした人の氏名を記入します。緊安金では雇用保険に加入していないので、雇用保険被保険者番号は記載しません。
5 休業日数、1日のうち一部休業した場合の休業時間
休業をした人ごとに休業日数と休業時間を記入します。
6 休業手当の額
休業をした人ごとに休業手当として支払った金額を記入します。
7 休業日数、1日のうち一部休業した場合の休業時間、休業手当の合計
休業実績一覧表に記入した人の休業日数、1日のうち一部休業した場合の休業時間、休業手当の金額の合計額を記入します。EXCELファイルで作成すると自動計算されます。
8 1日のうち一部休業した場合の休業時間を労働時間で割った日数
たとえば、1日のうち一部休業した場合の休業時間の合計が100時間、1日の労働時間が8時間だとすると、100÷8=12.5になります。小数点がありますので切り上げて13日になりますので“13”と記入します。
9 休業延べ日数
休業日数と1日のうち一部休業した場合の休業時間を1日の労働時間で割った日数(先ほどの例では13日)を加えた日数を記入します。
10 チェックボックスの記入
チェックボックスにチェックマークを記入します。
11 事業主、労働者代表の氏名
事業主と労働者代表の氏名を記入します。押印は不要です。
| 役員名簿のひな形
役員名簿のひな形です。
役員名、役職、生年月日を記入します。性別は必要ありません。役員等の就任中に氏名の変更があった場合には、変更前の氏名(旧姓)も併記します。
| まとめ
1 支給申請は1か月単位!
2 1日のうち一部を休業している場合の日数計算は注意!
3 EXCELファイルだと自動計算されるので楽!