行政書士試験の振り返り 問題57とまとめ

2020年も11月8日(日)に行政書士試験が行われました。合格発表は2021年1月27日(水)でした。

合格された方、おめでとうございます!登録をして行政書士としてがんばろう!と思われる方もいらっしゃると思います。よろしくお願いします。

惜しくも不合格の方、お疲れ様でした。2021年の試験も受験しようと思われる方は、どうぞこのブログの試験問題検討ページをご覧になってください。試験合格にお役に立てると嬉しいです。

さて、2020年の行政書士試験の問題を振り返ってみたいと思います。記述式、択一式の法令、選択式が終わりました。残すところは一般知識のみです。著作権に引っかかる問題は除外します。今回も引き続き一般知識を振り返りたいと思います。今回が最後になります。

 

 

| 問題57 正解肢5

 

個人情報保護法の個人情報取扱事業者に関する問題です。

肢1 全部委託の可否

個人情報取扱事業者は、取得した個人データに関する業務の全部または一部を委託することができます(個人情報保護法22条)

肢2 情報取得と同意

個人情報取扱事業者は、原則として事前の本人の同意なくして第三者へ個人情報を提供してはいけません。ただし、公衆衛生の向上目的で個人情報を第三者に提供する場合には、本人の同意を得ることが困難なときだけ本人の同意なく情報の提供ができます(個人情報保護法23条1項3号)。本人の同意を得ることが困難でないときは、原則どおり事前に本人の同意が必要です。

肢3 事業承継による情報の取り扱い

事業承継によって個人情報を受け取る場合は第三者に該当しません(個人情報保護法23条5項2号)。ですから、個人情報の提供に本人の同意は必要ありません。例外的な取り扱いになりますので要注意です。

肢4 地方公共団体への協力

地方公共団体の事務に協力する必要がある場合、本人の同意がなくても個人情報取扱事業者は地方公共団体へ個人情報を提供することができることがあります。本人の同意を得ることで地方公共団体の事務の遂行に支障を及ぼすおそれがある場合です(個人情報保護法23条1項4号)。

肢5 利用目的変更の通知と公表

個人情報取扱事業者が個人情報を取得する際に、本人へ通知・公表した利用目的を変更する場合、変更した利用目的を新たに本人へ通知・公表しなければいけません(個人情報保護法18条3項)。

 

 

| 行政書士試験の振り返りのまとめ

 

2020年度の行政書士試験を振り返りました。最後までお付き合いいただきありがとうございます。お疲れ様でした。

難易度は択一・選択・記述とも標準的だったと思います。記述式は問題45が書きやすい問題でしたので、記述の点数は全体的に高かったかもしれません。ただ、問題44の行政法と問題46の背信的悪意者の問題はよく考えないといけませんから、部分点は取得できるとしても解答を作りにくいと思いました。

 

 

| まとめ

 

1 個人情報取扱事業者の第三者への情報提供は原則禁止!

2 事業承継のときの情報提供には要注意!

3 2020年の試験の内容は標準的!?



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