年末の引っ越しシーズンが終わり、転居された方はお部屋の片づけが進んでいる頃でしょうか。近年はアパートの施行での不具合が大きな話題になりました。不具合のない安心できる賃貸住宅を選ぶためにお部屋選びは慎重になっています。
株式会社エコラボ・デザインハウスは全国の20~30代の女性を対象にどのようなお部屋に住みたいかのアンケートを実施したようです。
| お部屋探しはインターネットが主流
昨今のお部屋探しはインターネットが主流です。SUUMO、Home’s、at homeなど色々なポータルサイトでお部屋を探されています。今回のアンケートでは約50%の方がインターネットで探すと回答しています。その他では店舗が約32%、知人の紹介が約10%、情報誌が約2%となっています。
個人的には、インターネットでのお部屋探しが50%しかないということに驚きました。特に若い世代はインターネットがほとんどだと思っていましたが、まだまだ不動産屋に足を運んでお部屋探しをされているのですね。
知人の紹介は、物件を紹介するというよりも不動産屋を紹介しているのでしょうか。
| 賃貸物件選びのこだわり
物件を選ぶときのこだわりは、風呂・トイレ別が約49%、駅近が約20%、オートロックが約9%、防音が約5%となっています。
20~30代の女性はやはりお風呂とトイレにはこだわりがありますね。キッチンへのこだわりが上位にないことは不思議に思いました。私がご案内するときにはキッチンにこだわられる女性が多いように思います。
マンションやアパートでしたら駅近は外せないでしょうし、若い女性がオートロックの物件にこだわるのも納得です。防犯に関しますと1階のお部屋を避けられる方もいらっしゃいます。
| 物件の外観や内装へのこだわり
外観や内装がおしゃれな物件に住みたいと回答された方は約51%でした。いつかは住んでみたいと思っておられる方は約34%です。約15%の方はデザインにこだわりはないようです。
同じ条件ならばおしゃれなマンションやアパートに住みたいというのは、女性の気持ちとしては納得です。約85%の方がおしゃれな物件に興味や憧れがあるようです。
いま住んでいる物件のデザインをどう思っているかは、普通と回答された方が約45%、良いが約24%、とても良いが約17%、良くないが約8%、あまりよくないが約5%です。
良いと思っておられる方が約41%もいらっしゃることに驚きです。デザインが気に入っていればずっと住みたいと思いますよね。良くないと思っておられる方は約14%ですので、女性のお部屋選びには外観や内装のデザインが大きなウェートを占めているようです。
| 住みたくない物件は?
おしゃれな物件が人気なのは分かりました。では、逆に住みたくない物件はどのようなものなのでしょうか。
アクセスと回答された方が約38%、防犯対策が約26%、防音対策が約21%、デザインが約9%、近隣のコンビニが約3%になっています。
ここではデザインよりもアクセスや防犯対策、防音対策が上位になっていますね。おしゃれなお部屋に住みたいけれど、デザインはそれほどマイナス要素にはならないということでしょうか。それよりも、立地(アクセスやコンビニ)、オートロックなどの防犯対策、近隣との防音対策がマイナス要素になっています。
いま住んでいるお部屋の不満点は、収納が約34%、部屋の狭さが約22%、風呂場がおしゃれではないことが約11%、デザイン性がないことが約10%、間取りがおかしいことが約7%です。
ここでも今回のキーワード“おしゃれ”や“デザイン”が出てきました。おしゃれやデザインに不満がある方が約21%もいらっしゃいます。間取りの使いやすさもお部屋選びのポイントになりそうです。
収納やお部屋の広さは賃貸住宅ではある程度はあきらめざるを得ません。収納を多くしたりお部屋を広くしたりすると専有面積が増えますからお家賃も高くなってしまいます。お家賃は㎡当たりの相場がありますからいかんともしがたいですね。
お部屋の間取りが使いやすければ収納やお部屋の狭さも気にならないかもしれません。動線がしっかりとしているお部屋で“見せる収納”に挑戦してみてはいかがでしょうか。
| まとめ
1 お部屋探しの主流はインターネット!
2 風呂・トイレ別へのこだわりがトップ!
3 賃貸物件はデザインが大事!?