SUUMOでは11月18日の“いい家の日”を前にして、“自宅の満足度に関して”の調査をして結果を発表しています。
自宅に満足している人は意外に多く、一戸建よりもマンションの方が満足度は高いようです。不満や後悔はどこにあるのでしょうか。
SUUMOの調査結果を見てみましょう。
| 自宅満足度は80点以上!?
自宅を100点満点で採点したところ、80点台が25%を超えるボリュームゾーン。次いで70点台が約23%です。60点台、50点台、90点台と続きます。
85%ほどの人が自宅に50点以上の点数をつけていますので、自宅に満足をしている人は多いようです。
一戸建住宅とマンションでは差があるのでしょうか。調査では、一戸建よりもマンションの満足度が比較的高くなっています。一戸建住宅では、70点台と80点台がそれぞれ約21%で拮抗しているのに対して、マンションは20点台が約25%、80点台が30%弱と高い傾向にあります。
70点以上をつけた割合は、一戸建住宅では約55%、マンションでは約70%です。50点未満の割合は、一戸建住宅では約15%、マンションでは約7%です。マンションの方が一戸建よりも満足度が高いのが分かります。
| 人気のある間取りは?
人気のある間取りは地域によって差があるようですが、おおよそ人気の高い間取りはあります。たとえば次のようなものです。
1 吹き抜けリビング
2 リビング階段
3 シューズインクローゼット
4 パントリー
5 窓のあるバスルーム
パントリーはあまり聞きなれませんが、キッチンにある収納庫です。まとめ買いをした食料品を収納したり災害時用のストックを常備したりキッチン家電を収納したりと使い方は色々あります。
吹き抜けリビングやリビング階段など、キッチンやリビングに関する間取りにこだわりのある方が多いようですね。シューズインクローゼットは玄関にげた箱を置かなくていいので、玄関がすっきりと広く見えます。最近では一戸建にもマンションにも付属していることが多いように思います。
| 自宅の不満はどこ?
自宅に不満があるところは票が分かれたようです。収納スペースが約30%で断トツの一位ですが、防音性・断熱性、駐車スペース、コンセントの位置・数、キッチンの広さ・設備、風呂設備、部屋数などが10%台で票が割れています。
収納スペースは実際に住み始めるとライフステージの変化で足りなくなることが多いようです。結婚や出産を見越して間取を考えると後悔が減りそうです。将来仕切ることができる子ども部屋も人気があります。
防音性や断熱性はあまり違いがないように思われますが、日々の生活の快適さが大きく変わるところではないでしょうか。
自宅に取り入れておきたかった間取りはどのようなものなのでしょうか。上位2つが、ウォークインクローゼット(約14%)と室内干しスペース(ランドリールーム)(約13%)です。ウォークインクローゼットは不満点の収納スペースにリンクしますね。室内干しスペースは、雪が多く冬の天気の悪い北日本や日本海側での人気が高いようです。花粉を嫌う方にも需要がありますね。
その他では、納戸、シューズインクローゼット、リビングの広さ、対面キッチンなどと続きます。
全体的に収納スペースに不満があり、ライフスタイルの変化に対応できるようなクローゼットや納戸が欲しいと思われる方が多いみたいですね。将来住宅の購入を検討されている方は少し気を付けてみてはいかがでしょうか。
| まとめ
1 自宅の満足度は70点以上が多数!
2 リビングとキッチンにはこだわりがある!?
3 収納スペースへの不満が高い!