近年は高齢化の影響で独り暮らしをされている高齢者が多くいらっしゃいます。当事務所へご相談に来られる方は一人暮らしの高齢者の方が多いです。お話を伺ってみると、色々な不安があるようです。
今回は高齢者のお一人暮らしの不安への対策を書きたいと思います。かなり長くなりますので、このページをブックマーク(お気に入り登録)していただき何回かに分けて読んでもらえると嬉しいです。 “高齢者の不安対策” の続きを読む
近年は高齢化の影響で独り暮らしをされている高齢者が多くいらっしゃいます。当事務所へご相談に来られる方は一人暮らしの高齢者の方が多いです。お話を伺ってみると、色々な不安があるようです。
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エンディングノートは市区町村役場で配布されています。配布していないところもありますが、葬儀屋で配布されていることもあります。また、市販されていますので本屋などで購入することができます。
今回は、どこでエンディングノートを手に入れればいいのかわからない方向けに書きます。 “エンディングノートはどこでもらう?” の続きを読む
今週は終活のセミナーが4件あります。守口市の発行しているエンディングノートを使って高齢者の方に書くべきポイントを説明しています。老人会の集会などにお邪魔させていただき、30分程度の短い話をしています。おおよそ10人くらいの方に集まっていただいています。
各自治会の自治会長の好意で自治会館を使わせていただいていますが、老人会の会長さんが音頭を取ってくれる地域が多いです。ありがたい限りです。
地域の包括支援センターでも終活のセミナーをしているようです。今回の終活セミナーは私の実体験などを交えてほのぼのとした雰囲気で楽しみながら役に立つセミナーを目指しています。
セミナーでは大きく分けて2つのことをお話しています。一つは亡くなる前にご自身で行うこと。もう一つはご遺族の手間を省けるようにやっておくこと。それぞれ簡単に書きたいと思います。
1 亡くなる前にやっておくこと
こちらだけでも色々ありますが、まずは、エンディングノートを使うのならばご家族にエンディングノートを使っていること、エンディングノートの保管場所を伝えておくことが大切です。せっかく書いてもご遺族が見つけられなければ意味がありませんものね。
(1)家族に見られたくない日記や手紙は処分する
(2)骨とう品や絵画は愛好家に譲っておく
(3)車の名義変更は生前にやっておく
(4)毎月支払いのある会員サービスを整理しておく
(5)パソコンや携帯電話のIDやパスワードを整理しておく
2 ご遺族のために書いておくこと
エンディングノートに記入欄があってもなぜ書くのか分からない項目もあります。そのような箇所を中心に書きたいと思います。
(1)本籍
相続で遺産を分けるためには、生まれたときから死亡したときまでの戸籍を集めて相続人を決めなければいけません。戸籍は本籍の市町村で取得しますから、本籍が分からなければかなり手間がかかります。エンディングノートに書いておくことをおすすめします。
(2)職歴
転職をされた方は特に書いて欲しい項目です。特にご結婚前の会社名は書いて欲しいです。勤めていた会社が企業年金制度を導入していた場合に、そもそも企業年金に加入していたことを知らない場合や忘れていた場合には、年金を受け取れる年齢になっても請求をしていません。遺族の方は亡くなられた方が受け取るはずだった年金を直近5年間分だけですが受け取ることができます。
(3)健康保険証の保管場所
亡くなられた時には健康保険証を返却しなければいけません。その手続きがスムーズにいくように保管場所をエンディングノートに書いておいてください。
(4)葬儀について
葬儀屋によっては葬儀費用を積み立てる制度があります。典礼会館などがそうでしょうか。積立金は数十万円になると思いますので、これを使わないと損ですね。葬儀費用の積み立てをしている場合には、その葬儀屋のことをエンディングノートに書いておくと安心です。
(5)ペットのこと
ペットを飼われている方は、亡くなった後にペットの世話を誰に頼んでいるのかをエンディングノートに書いておきましょう。ペット信託という方法もあります。
(6)資産のこと
代々受け継がれている不動産はご家族も知らないことがあります。特に名義が数世代前のご先祖様のままになっていることもあります。このような不動産はエンディングノートに書いておかないとそのままになってしまいます。また、預金口座の金融機関名も書いておいてください。金融機関名さえわかれば何とかなります。間違っても暗証番号はエンディングノートに書かないでください。資産で特に大切なのが借入金やローンです。住宅ローンや車のローンなどがある場合にはエンディングノートに書いておいてください。相続を放棄するかどうかの重要な判断材料になります。相続放棄は3カ月しかできませんので、ご遺族のために包み隠さず書いてください。生命保険などに加入している場合も保険会社を書いておいてください。
1 自治会館で終活セミナーを開催!
2 エンディングノートはご遺族のため!
3 エンディングノートの項目には意味があります!
助成を対象にしたある調査によりますと、ご近所トラブルに遭った人は約18%いらっしゃるそうです。5~6人に1人の割合でご近所トラブルを経験されています。
ご近所トラブルで多いのは、“飲酒による騒ぎ声(約27%)”“足音(約23%)”“ドアの開閉音(約16%)”などの“騒音(約67%)”がダントツの一番。その他には、ペット、ゴミ出しマナー、マンションの管理組合、違法駐車、境界、たばこなどがあります。
このようなトラブルが起こった時にはどのような対応をすればいいのでしょうか。
騒音やゴミ出しマナーのトラブルがあっても、半数以上の方は何もしないという選択をしているようです。声を上げても解決しない、自分が我慢すればいいと考えている方が多いのかもしれません。
我慢しないためにも、トラブルの解決方法をいくつか挙げてみたいと思います。
1 管理会社に相談する
お住まいが賃貸マンションでしたら管理会社があるはずです。契約書に管理会社は明記されていませんか?管理会社はマンションを管理する立場にありますのでトラブルの相談にも乗ってくれます。トラブルの起こった日時や状況をメモしておいて管理会社に相談すれば、管理会社から対象者へ注意をしてくれます。誰からの苦情なのかを言わないでもらうこともできます。
2 自治会に相談する
お住まいが戸建住宅ならば自治会へ相談するのも一つの手段です。特に騒音問題やゴミ出しマナーは近隣の住民も迷惑をしていますから、自治会が対策を取ってくれると思います。管理会社ほど直接的な方法ではありませんが、回覧板などで騒音問題が起こっていることを知らせてもらえますので、角が立たない方法を提案してみてはいかがでしょうか。
3 役所に相談する
管理会社や自治会が行う対策では改善される気配がない場合、役所に相談してみる方法もあります。たとえば、騒音・ゴミ・悪臭などは環境対策課のような部署に相談すると、当事者同士が話し合わなくても地域の問題として取り上げてもらうこともできます。役所の職員はご近所トラブルの相談にも慣れていますので良い助言をもらえるかもしれません。
4 直談判をする
ご近所の顔や名前を知っている方ならば直接伝える方法があります。“近頃ゴミが改修されないことがありますよね~”とか“夜に楽器の音が聞こえませんか?”のような雑談の中で伝えていくこともできます。ただ、いくら面識があるからと言っても言語の関係を考えると、まずは管理会社や自治会などへ相談する方がよいと思います。
5 専門家に相談する
最後の手段ですが、弁護士などの専門家に相談する方法があります。専門家の対応にもよりますが、ご近所さんと決定的な亀裂が生じる可能性もありますので慎重に判断されることをおすすめします。
1 ご近所トラブルは5~6人に1人が経験!
2 騒音がご近所トラブルで最多!
3 解決には第三者への相談がベスト!