みなさんの関心が高いものの1つに職業別の年収がいくらあるのかというものがあります。誰誰がいくら稼いでいる、というのはもちろんですが、○○という職業の人は高収入(低収入)というランク分けです。興味ありませんか?
今回は、職業の中でも士業、特に法律系などの士業はどのくらいの収入があるのかについて書きたいと思います。
| 士業ってどんな職業があるの?
士業にはいろいろな種類がありますが、よく聞くのは次の6分野です。
1 法律系
弁護士、司法書士、弁理士、行政書士、海事代理士、通関士など
2 コンサル・労務系
中小企業診断士、ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士など
3 不動産系
不動産鑑定士、土地家屋調査士、宅地建物取引士、マンション管理士、測量士など
4 会計系
公認会計士、税理士など
5 福祉・医療系
社会福祉士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、救命救急士など
6 建築系
建築士、土木施工管理士、建築施工管理士、建築福祉士など
大まかに分けましたが、いくつかの分野にまたがっている資格もあります。たとえば、不動産鑑定士は不動産系でありながら法律系でもあります。
これらの士業の中で有名な士業に8士業があります。国家資格で、法律を扱う士業です。弁護士、司法書士、社会保険労務士、行政書士、土地家屋調査士、海事代理士、税理士、弁理士の8つです。これらは職務上請求書を使用できる士業です。海事代理士の代わりに公認会計士が入る場合もあります。
| 士業の試験難易度はどのくらい?
士業は国家資格ですから、一般的に試験を受けて合格しなければその職に就くことができません。試験の難易度はどのくらいなのでしょうか。一般的なランキングを見てみましょう。以前にも紹介したような気もしますが…。
1 公認会計士
2 司法書士
3 司法試験(予備試験を含む)
4 税理士
5 弁理士
6 不動産鑑定士
7 社会保険労務士
8 行政書士
9 海事代理士
ちょっとやそっとでは受からない試験は、公認会計士、司法書士、司法試験、税理士、弁理士、公認会計士の6つだと思います。いわゆる超難関試験です。偏差値で言えば70以上の難易度だと思います。
頑張って勉強をすれば十分に合格できる試験は、社会保険労務士、行政書士、海事代理士ですね。いわゆる難関資格です。偏差値で言えば60代だと思います。
そのほかの独立系の資格では、中小企業診断士は社労士と同じくらいの難易度(学習時間)だと言われています。宅建士は行政書士よりも優しいですね。
| 士業はどのくらい稼げるの?
独立開業系の士業はピンキリです。年間に億を稼ぐ人もいれば年収200万円に満たない人もいます。ただ、おおよその見当でいえば次のようだと言われています。
1 不動産鑑定士
2 弁護士
3 公認会計士・税理士
4 弁理士
5 中小企業診断士
6 司法書士
7 行政書士
8 社会保険労務士
9 宅地建物取引士
独立開業だと収入はなかなか安定しません。特に、中小企業診断士や行政書士はなかなか難しいようです。
逆に、企業などに勤めて力を発揮する資格は収入が安定します。たとえば、社会保険労務士や宅地建物取引士ですね。
独立開業系で収入が安定するのは税理士だと言われています。
合格までに必要な費用・学習時間などと収入とのコストパフォーマンスを考えると、社会保険労務士や宅地建物取引士などの勤務系が良いかもしれません。
| まとめ
1 士業には多くの職業がある!
2 8士業は弁護士や司法書士などの有名な士業!
3 司法書士は難関のわりにあまり稼げない!?