新築住宅戸数の減少が続く

コロナ禍で新築住宅の販売は不振です。理由は色々とあると思いますが、その一つは新築住宅自体が少なくなっていることです。

今回は、2021年3月に国土交通省が発表した建築着工統計を見てみたいと思います。

 

 

| 2021年2月の概要

 

2021年2月の新設住宅着工戸数は約6万戸で、前年同月比は3.7%の減少です。20カ月連続の減少になります。コロナ禍の前から減少が続いているのですね。

新設住宅着工床面積は約500万㎡で、前年同月比は2.9%の減少です。2021年1月は増加したのですが、また減少に転じてしまいました。

持家は約2万戸で、前年同月比は4.3%の増加になっています。いわゆる注文住宅は増加しているようです。4カ月連続の増加です。

減っているのは、貸家と分譲住宅です。貸家は約2万2千戸で、前年同月比は0.4%の減少です。30カ月連続の減少です。

分譲住宅は、建売の住宅でマンションもそうですが一戸建住宅の建売はここにはいります。分譲住宅は約1万7千戸で、前年同月比で14.6%の減少になっています。20201年1月は増加していましたが、2月にまた減少しています。

 

 

| 近畿圏の状況は?

 

全国的には減少していますが近畿圏はどうなのでしょうか。

近畿圏の新築住宅着工戸数は全体として6%減少しました。ただ、持家(注文住宅)と貸家は増加しています。減っているのは分譲住宅(建売住宅)で24%も減っています。

分譲住宅で特に大きく減っているのが新築マンションです。新築マンションは37%も減少していますので、2020年2月に比べて6割程度まで減っていることになります。大阪府に限定しますと、2021年2月は56.4%もの減少です。

近畿圏の推移を見てみましょう。

新築マンションは2020年11月に増加していますが、2020年9月から2021年2月まで10%以上減少している月が多くなっています。ただ、2020年6月~9月は大きく増加していますので、全体的に見ればそこまで大きな減少ではありません。

持家(注文住宅)と分譲(建売住宅)を見てみましょう。こちらも2020年11月以外は軒並み減少しています。分譲住宅の減少が大きいため、持家や貸家が増加していてもマイナスになってしまっているようです。

 

 

| 店舗の着工は?

 

店舗や工場などの非居住用建物は戸数ではなく床面積の㎡数で発表されていますので、床面積で推移を見てみます。

店舗は2020年2月から2020年9月まで減少が続いていましたが、2020年10月から20201年1月までは増加に転じました。このまま増加していって持ち直すかと思われましたが、2021年2月は減少に転じています。おそらく新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が影響したのではないでしょうか。

事務所と工場は、2021年2月で増加しており少し持ち直しているように思えます。来月以降、もしかすると店舗と同じく減少に転じるかもしれませんが…。倉庫は2021年1月まで比較的好調でしたが、2021年2月には36%もの減少に転じています。

非住居用建物も住居用建物と同じく厳しい状態のようです。

 

 

| まとめ

 

1 注文住宅は好調、貸家は横ばい!

2 新築マンションと建売住宅は大きく減少!

3 店舗や工場なども減少か!?



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