“関係人口”って聞いたことがありますか?移住や観光、帰省ではなく、日常生活圏や通勤圏以外の特定の地域と継続的にかかわりを持つ人の数を“関係人口”と呼ぶそうです。
今回は、この関係人口について国土交通省の調査結果をお伝えします。
| 関係人口の概要
関係人口の調査の資料は国土交通省のサイトにあります。ご参照ください。
さて、関係人口は三大都市圏居住者の18.4%、その他の地域の居住者の16.3%を占めています。関係人口の来訪が多い地域(市町村人口1万人当たりの人数)は、三大都市圏からの転入(移住)も多いそうです。関係人口が増えると地域の人口も増えることにもつながっているようです。
関係人口は、大きく訪問系と非訪問系に分かれています。訪問系には、直接寄与型、就労型、参加・交流型、趣味・消費型とあります。就労型は、現地就労とテレワークの2つに分けられます。非訪問系は、ふるさと納税、地場産品の購入など特定地域の仕事の請負や情報発信、オンライン活用などのことを指しています。
| 関係人口の対流
三大都市圏を中心に、どのくらいの関係人口があるのかを見てみます。
1 大阪圏の場合
大阪圏都市部の関係人口は222万人。そのうち、大阪圏内での関係人口は95万人、名古屋圏都市部への関係人口は5万人、首都圏都市部への関係人口は17万人、その他地域への関係人口は106万人です。
2 名古屋圏の場合
名古屋圏都市部の関係人口は100万人。そのうち、名古屋圏内での関係人口は30万人、大阪圏都市部への関係人口は9万人、首都圏都市部への関係人口は10万人、その他地域への関係人口は51万人です。
3 首都圏の場合
首都圏都市部の関係人口は538万人。そのうち、首都圏内での関係人口は196万人、大阪圏都市部への関係人口は38万人、名古屋圏都市部への関係人口は13万人、その他地域への関係人口は291万人です。
4 その他地域の場合
その他地域の関係人口は966万人。そのうち、地域内での関係人口は668万人、大阪圏都市部への関係人口は94万人、名古屋圏都市部への関係人口は30万人、首都圏都市部への関係人口は173万人です。
| 関係人口と移住の関係は?
関係人口が多いと移住も多くなる傾向にあるとのことですが、関係人口と移住とはどのような関係にあるのでしょうか。
関係人口のうち移住したいと思っている方の理由を見てみましょう。上位2つは“住環境に魅力を感じる”、“自然環境が豊かである”となっています。その他で比較的多い理由は“親族の近くに住むのが便利である”、“生活費が安くなる”です。
まったくその通りだと思います。ただ、移住をしたいと思う直接的な理由ではないように思います。都市部では得られにくい環境に魅力を感じるのは分かるのですが…。もう少し掘り下げた調査をして欲しいと思います。
| まとめ
1 関係人口は特定地域と継続的にかかわる人の数!
2 関係人口が多いのは首都圏都市部!
3 三大都市圏以外では地域内の関係人口が多い!?