大阪の新築一戸建ては価格上昇!?

2021年10月の新築一戸建ての動向の調査結果が株式会社東京カンテイから公表されました。首都圏を中心に新築一戸建て住宅の価格は上昇しているようです。

今回は、この調査結果のうち大阪に関しての情報を見てみたいと思います。

 

 

| 新築一戸建て住宅の戸数は?

 

新築一戸建て住宅の販売戸数から見てみましょう。近畿圏では前年同月比で約21%減、大阪府では約35%減になっています。不動産屋の感覚からしてもそのくらいは減っているだろうと感じます。

業者間の情報共有サイトを見ると、中古戸建はそこそこの件数が動いていますが、新築戸建てはほぼ動いていません。大手のパワービルダーの物件でさえも、新型コロナウイルス感染症の蔓延の前、2019年と比べるとかなり減っています。

この調査結果は実感に合うものですね。

 

 

| 新築一戸建て住宅の価格は?

 

新築一戸建て住宅の供給数が20%も30%も減少しているのであれば、住宅の価格も下がっているのでしょうか。

近畿圏の平均価格は前年同月比で約3%の上昇になっています。大阪府でも約3%の上昇です。供給数が減ってるのに価格は上がってる?これには理由があります。

その理由というのは、平均土地面積と平均建物面積が増えているからです。これらを見てみますと、近畿圏では平均土地面積は約3%増加(前年同月比)、平均建物面積は約2%増加(前年同月比)しています。大阪府では平均土地面積は約2%増加(前年同月比)、平均建物面積は約1%増加(前年同月比)しています。

価格の上昇よりも割合としては低いですが、土地と建物の面積が増えたから価格が上昇したと言ってもいいかもしれません。売れないから上昇幅を大きくしているとも言えますが…。

 

 

| 大阪市の価格や戸数は?

 

住宅の価格上昇が顕著な大阪市はどうなっているのでしょうか。

まずは戸数を見てみますと、前年同月比で100%の増加です。去年の2倍になっています。前月比では約6%の減少になっていますが、去年に比べて供給量がかなり増えていると言えます。

平均価格は、前年同月比で約15%の下落です。ただ、前月比では約8%の上昇です。これは近畿圏や大阪府と同じように、土地や建物の面積の増減によるものでしょうか。

平均土地面積を見ますと、前年同月比約4%の増加です。平均建物面積は約10%の現象です。土地の面積は少し増えているけれども、建物面積が減っているから価格も下がったとも言えますね。そうは言っても、価格の下落率は大きいと思います。

 

 

| まとめ

 

1 新築一戸建て住宅は売れていない!?

2 土地面積も建物面積も価格も上昇!

3 大阪市の新築戸建て価格は下落中!



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