【相続】相続手続って何をすればいいの? ~やっておいた方がいい手続編~

親族が亡くなったときには相続が発生します。近年は家族葬が増えていますので、お葬式の後に亡くなったという連絡をもらうことも増えてきていると思います。しかし、親御さんやご兄弟が亡くなったときには通夜や葬儀の段取りを仕切らなければいけないことがあります。

今回も前回に引き続き親族が亡くなったときの相続手続について書きたいと思います。

 

 

| やっておいた方がいい手続

 

前回までは、必ずする手続と多くの人がやる手続を書いてきました。今回は、やっておくことをおすすめする手続を書きたいと思います。

1 敬老パスの返却

自治体から高齢の方へ配布されている敬老パスです。市バスの敬老パスが多いでしょうか。敬老パスに書かれている連絡先に電話をして亡くなった旨と返却したい旨を伝えると手続を教えてもらえます。

2 公的資格証の返還

資格(弁護士、税理士、司法書士、行政書士など)を持っていて登録をしている場合、所属団体へ連絡をする必要があります。勤務先に他の従業員の方がいらっしゃる場合には勤務先へ資格証を返還したい旨を伝えておくと親切です。お一人で事務所を営まれていた方は、ご家族が所属団体へご連絡ください。

3 所属団体への連絡

上の資格以外にも、JAF、町内会、サークル、商工会議所など亡くなられた方が参加していた団体に連絡を入れておくことをおすすめします。会費が発生していることがあるからです。忘れがちですのでご注意ください。

4 配達物の停止

新聞や定期購読されていた雑誌などがあれば、発行者へ連絡をして配達を停止してもらってください。特に定期購読雑誌は分かりにくいですので遺品を見て連絡をするようにしてください。こちらも会費が発生している可能性がありますのでご注意ください。

5 百貨店などの友の会への連絡

百貨店の友の会など何らかの団体に加入している場合には、百貨店へご連絡ください。クレジットカード付きの会員証をお持ちだと年会費が発生する可能性がります。分かりにくいですので遺品を見てご連絡ください。

6 個人事業の承継

亡くなられた方が個人事業を営んでいた場合には、承継をするのかどうかを決めなければいけません。取引先へ納品しなければいけなかったり、仕入先から納品されてきたりすることがありますので、ご注意ください。取引先からの損害賠償をされることがないように早めに連絡をすることをおすすめします。また、商工会議所などに入会している場合には、商工会議所への連絡が必要になります。ご注意ください。

7 債務の承継手続

亡くなられていた方が事業を営んでいた場合には多額の債務がある可能性があります。債務が多額の場合には相続放棄や限定承認をする方法があります。相続放棄をする場合には放棄前の弁済にはご注意ください。放棄ができなくなることがあります。詳しくは、弁護士か司法書士へお尋ねください。

 

 

| まとめ

 

1 資格や所属団体への連絡を忘れずに!

2 配達物にも会費が発生していることがある!

3 個人事業の方は事業用の債務に注意!



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