本日は海の日です。今日から4連休という方も多いのではないでしょうか。明日は待ちに待った東京オリンピックの開会式ですね。夏のスポーツの祭典をお楽しみください。
ところで、近頃は中古マンションの人気が高まっています。弊社でも中古マンションの売買を取り扱うことが増えてきています。1人暮らし用の中心地にある物件は相変わらずの人気ですが、郊外のファミリー向けの中古マンションの売買が増加している印象です。
今回は、中古マンションの購入者の不満に耳を傾けてみましょう。
| 購入者の2~3割に不満?
中古マンションを購入するときには仲介業者の担当者の説明だけでなく、購入者ご自身でも色々と調べておられるかと思います。価格はもちろんのこと、アクセスの利便性や最寄駅からの距離、周辺環境など重視する箇所は様々です。外から分かる部分に不満があればそもそも購入の検討から外れるわけですから、実際に購入した人の不満は違ったところにあるはずです。
そこで、実際の購入時の不満はこの2つではないでしょうか。
1 売主への不満・不信
2 仲介業者への不満・不満
通常は購入希望者さんが売主さんと直接話をすることはないと思います。仲介業者が間に入って話をします。そうであれば、主な不満の対象は仲介業者だと思います。
仲介業者に不満や不信があるとすれば、それは担当者の言動でしょう。態度が悪い、発言が気に入らない、物件のマイナス要因を説明しない(隠した)といったところだと思います。
これは仲介業者がダメですね。特に物件のマイナス要因は後々のトラブルの元になりますから、個人的には必ず内見時や重要事項説明時にお話すべきです。心理的瑕疵はもちろん説明すべきですが、管理組合や管理会社の対応なども分かっている範囲で説明があるべきだと思います。
次に、購入した後住み始めてから分かる不満もあります。考えられるのは次のようなものでしょう。
1 住人のマナーが悪い
2 近隣住戸の騒音がうるさい
3 管理組合や管理会社の対応が悪い
4 極端に暑い・寒い
5 広さ・間取り
住人のマナーや騒音は住んでみないと分からない部分です。挨拶やゴミ出し、早朝や深夜の子どもによる騒音など色々あります。このご時世、住人同士の挨拶をした方がいいのかにも様々な意見があるでしょうし、騒音はよほどのことでなければ“お互い様”という側面もあります。
管理組合や管理会社については、エントランスなどの共用部の清掃ができているかどうかや、掲示板の張り紙が更新されているかどうかも購入前に確認ができる部分です。実際に気持ちよく住めるかどうかをイメージしながら内覧をされることをおすすめします。
何とかなると思っていた広さや間取りに我慢ができなくなったということもあるかと思います。家族が増える可能性、コロナ禍でのテレワークの可能性などを考えて広さや間取りを見てみるのはどうでしょうか。ライフステージの変化で変えられる間取りもあります。
夏の暑さや冬の寒さへの不満もあるでしょう。最上階の夏は暑い、最下階の冬は寒い、角部屋は外気の影響が強くでて結露などが生じやすいなど、以前は色々と言われていました。近年のマンションは断熱性がしっかりとしているものが多くあるように思います。築年数の浅いマンションではこのような心配は少ないのではないでしょうか。
購入後の不満は2~3割の方が抱くと言われています。住んだ後の生活を具体的にイメージするだけでも不満を減らせるかもしれません。中古マンションを検討するときには経験者の不満を参考にしてください。
| まとめ
1 仲介業者の言動に不満あり!?
2 住人のマナーや騒音に不満多め!
3 購入検討時に新生活の具体的なイメージを!