【管理業務主任者】主任者証の更新

管理業務主任者をご存知ですか?マンションの管理組合の理事などをされておられる方はご存知かと思います。管理業務主任者は、マンション管理業者の従業員で管理組合に管理委託契約に関する重要事項の説明をしたり管理事務報告をしたりする人です。

前回まで行政書士の更新のお話をしましたので、今回は管理業務主任者の更新について書きたいと思います。

 

 

| 管理業務主任者ってどんな人?

 

先ほども書きましたが、管理業務主任者はマンション管理業者の従業員です。管理組合と管理委託契約をするときに重要事項説明をしたり、管理事務報告をしたりする人です。

管理業務主任者になるには管理業務主任者試験に合格した上で、管理業務主任者として登録をして管理業務主任者証の交付を受ける必要があります。

管理業務主任者試験は、合格率約20~25%ほどの試験です。おおよそ1.5万~2万人が受験をして3500~5000人が合格しています。受験生は宅地建物取引士に合格した人が多いように思います。難易度はそれほど高い試験ではありませんが、勉強をしないと受からない試験です。

試験に合格をしたら管理業務主任者として登録をします。実務経験が2年に満たない人が登録をするには登録実務講習を受講します。2日間かけて行われ、受講料は2万円以上。なかなか高いです。

講習を受講して修了証をもらうと登録の申請ができます。登録が終わると、いよいよ管理業務主任者証の交付です。ただし、主任者証の交付を受ける場合、試験に合格してから1年を超えている人はさらに交付講習を受講しなければいけません。1日で終わりますが受講料は約1万円。こちらも高い!試験合格後1年以内の場合には交付講習は必要ありません。すぐに主任者証の発行を申請することができます。

まとめるとこんな感じになります。

【実務経験2年以上&試験合格から1年以内】

1 試験合格

2 管理業務主任者に登録

3 主任者証の交付申請

【実務経験2年未満&試験合格から1年以内】

1 試験合格

2 登録実務講習の受講・修了

3 管理業務主任者に登録

4 主任者証の交付申請

【実務経験2年以上&試験合格から1年超】

1 試験合格

2 管理業務主任者に登録

3 交付講習の受講・修了

4 主任者証の交付申請

【実務経験2年未満&試験合格から1年超】

1 試験合格

2 登録実務講習を受講・修了

3 管理業務主任者に登録

4 交付講習の受講・修了

5 主任者証の交付申請

 

 

| 管理業務主任者の更新

 

ここまで講習を何度も受けて主任者証を手にしたとしても、5年ごとに主任者証の更新があります。主任者証を更新せずに有効期間が過ぎた場合、管理業務主任者としての業務を行うことはできません。

更新をするには主任者証の交付講習を受ける必要があります。しかも、有効期間満了日以前6か月以内の講習でなければいけません。また、主任者証の交付申請は有効期間満了日以前1か月以内しかできません。

期間が短くなかなかハードです。仕事が忙しいと更新をしている暇がないかもしれません。

そこで、2021年の秋から交付講習がWebで受講できるようになる予定です。2021年の8月までは会場に行って受講しなければいけませんが、有効期間が10月以降の人にとってはかなり楽に受講できるようになるかもしれません。会場での受講は早めに満席になりますのでご注意ください。

 

 

| まとめ

 

1 管理業務主任者は管理会社の従業員!

2 管理業務主任者になるには講習が2つも!

3 管理業務主任者には更新がある!

 



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