近畿圏の新築住宅価格は?

日に引き続きまして(株)東京カンティの調査を参照させていただきます。近畿圏の中古一戸建住宅の価格は上昇傾向に転じました。では、新築一戸建住宅の価格はどうなっているのでしょうか。

 

 

| 主要都市圏で下落傾向

 

調査では、首都圏、近畿圏、中部圏、福岡県の4地域が対象になっています。土地面積100㎡以上300㎡以下の小規模住宅が対象です。中古一戸建住宅と同じですね。

首都圏は上昇傾向に転じたようです。近畿圏、中部圏、福岡県は2021年3月も価格が下がり続けています。

大阪府は、前年同月比で約5%の下落、前月比で約7%の上昇になっています。平均土地面積や平均建物面積は横ばいから減少傾向にあります。

兵庫県は2021年2月は上昇しましたが、3月に下落に転じました。京都府は逆に、2021年2月は下落しましたが、3月に上昇に転じました。

 

 

| 大阪府の状況は?

 

中古住宅と同じく、門真市や寝屋川市など大阪市の周辺地域は価格が上がっている実感はありません。そこで、大阪市と堺市の様子を見てみます。

大阪市では、前年同月比約5%の上昇、前月比約6%の下落になっています。前年同月比では上昇しているので少し持ち直してきたのでしょうか。ただ、平均土地面積は増加していますが平均建物面積は減少していますし、戸数は激減しています。新築一戸建を建てても売れなくなったということでしょうか。

堺市は、前年同月比では約5%下落していますが、前月比では約3%の上昇です。平均土地面積は微減、平均建物面積は増加しています。ただし、大阪市と同じく戸数は減少しています。

 

 

| 京阪地区はどうなの?

 

京阪地区は実感としては上昇しているようには思えません。守口市、門真市、寝屋川市の3市について不動産ポータルサイトのat homeの調査を見てみましょう。

1 守口市

下落傾向にありますが、2021年3月は上昇しました。1年前の2020年3月ころは高値を維持していましたが、2020年7月頃から急落しそのまま維持しているような状況です。価格は面積にもよりますがおおよそ3100万円程度です。ボリュームゾーンは3000万円台ですね。

2 門真市

門真市は下落傾向にあります。2020年4月頃は高値でしたが、2020年9月頃から下落し続けています。価格は面積にもよりますがおおよそ3000万円程度です。ほぼすべての売出物件が2000万円台と3000万円台です。

3 寝屋川市

寝屋川市は門真市や守口市とは少し違った推移をしています。2020年4月頃に高値をつけ、そこから下落が続き2020年7月頃に底になります。2020年11月頃まで上昇を続けて2020年4月と同じくらいの価格になりました。その後は再度下落を続けて2021年3月はこの1年で最安値になっています。価格は面積にもよりますがおおよそ2800万円程度ですボリュームゾーンは2000万円台で、つづいて3000万円台が多くなっています。

 

 

| まとめ

 

1 大阪府は全体的に下落傾向!

2 京阪地区は基本的に下落傾向!

3 京阪地区ではおおよそ3000万円程度!



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