持続化給付金で行政書士が詐欺!?

新型コロナウイルス感染症対策の1つとして、事業者に対する持続化給付金があります。当事務所でも持続化給付金の申請をお手伝いしています。ただ、秋以降は持続化給付金の審査が厳しくなっています。おそらく不正受給をする事案が増えていることが原因だと思います。

今回は、持続化給付金の不正受給に関して行政書士がかかわっていたとみられる事件について書きたいと思います。

 

 

| 奈良県で行政書士が逮捕!?

 

新型コロナウイルス感染症対策の持続化給付金をだまし取ったとして、奈良県警は大阪市北区の行政書士を詐欺容疑で逮捕したというニュースがありました。

行政書士が単独で行ったのではなく、ガールズバーの経営者やそこの元アルバイトも一緒に逮捕されています。警察の調べでは、2020年8月に、ガールズバーで働いていた元アルバイトの名義を使って自宅をバーだと偽り、持続化給付金を申請して給付金の100万円をだまし取った疑いがもたれています。

ガールズバーに関しては他のアルバイト名義でも給付申請が行われていて、何件もの申請をしていたようです。

ガールズバーの経営者は半グレ集団のリーダーで、行政書士はその知人だったそうです。

 

 

| 持続化給付金での詐欺

 

持続化給付金は迅速な給付を目指して申請書類が少なく審査も緩やかになっています。それを逆手にとって、本来は受給資格がない人でも個人事業主に成りすまして虚偽の確定申告をし、前年度の確定申告書類を準備できます。確定申告の申請期間は延期されていますので、思い立った時に確定申告ができるのです。

売上が減ったことの証明についても売上台帳の写しを提出するだけですので、虚偽の売上台帳を作成して提出することも簡単にできます。

持続化給付金の詐欺はいくつもニュースになっています。たとえば、千葉県では7人グループが実体のない個人事業主を名乗って虚偽の申告をして300万円をだまし取った疑いがもたれています。

岡山県では、給付金詐欺を指南した5人が逮捕されたそうです。この指南役は岡山県内に住む大学生らに手口を指南し、個人事業主でないのも関わらず虚偽の申告をして200万円をだまし取った疑いがもたれています。

富山県では、知人を個人事業主であるかのように装って虚偽の申請をして100万円をだまし取った疑いがもたれています。その他にも多くの事件がニュースになっています。

このような詐欺行為に加担する人の誰もが悪意に満ちているわけではなさそうです。給付金の不正受給だと知らずに無償で申請者を集めたり手数料の受け渡しを行ったりした人の記事がネット上にありました。

新型コロナ関連の給付金は簡単に申請できますし給付もスムーズです。それゆえに知らず知らずのうちに詐欺行為に加担している可能性もありますし、虚偽の申告をして詐欺を働いてしまう可能性もあります。十分に注意をして慎重に申請をしてください。

行政書士などの専門家は虚偽の申請に加担しません。虚偽申請がバレると資格が飛んでしまうからです。しかし、冒頭のニュースにあるように、ごく一部の専門家は悪事に手を染めてしまいます。行政書士の信頼が損なわれてしまうことがとても残念に思います。

 

 

| まとめ

 

1 持続化給付金の詐欺は後を絶たず!

2 詐欺が横行する原因は提出書類と審査!?

3 知らないうちに詐欺に加担する可能性も!



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