緊急小口資金・総合支援資金の記入方法

新型コロナウイルス感染症の影響で、市町村の社会福祉協議会へ緊急小口資金や総合支援資金を申し込むときには、申請書への記入が必要です。社会福祉協議会の窓口で記入する場合には、職員から丁寧に指導してもらえるかと思いますが、ご自身で記入をして持参する場合には、どのように書けばいいのか迷われるかもしれません。 

今回は、緊急小口資金や総合支援資金の申請書の記入方法を書きたいと思います。緊急小口資金と総合支援資金の申請書類はほぼ同じですので、総合支援資金の用紙を使って記入例を作成します。 

 

 

| 申請書類はどれだけあるの? 

 

緊急小口資金や総合支援資金の申請書は3枚です。ただし、申込書の裏にある重要事項説明書にも署名・押印をして提出しますので、市町村によっては4枚になります。 

1 借入申込書 

2 借用書 

3 重要事項説明書 

4 申立書 

全ての書類で氏名欄は必ず自署です。押印する場所は全部で5か所あります。 

1枚ずつ、記載例を挙げながら注意すべき記入事項を書きたいと思います。 

 

 

| 借入申込書の記載例 

 

借入申込書が最も記入量が多い書類です。氏名・性別・生年月日・住所などから、借入理由まで書かなければいけません。 

総合支援資金 申請書 記入例

左上の氏名(フリガナ)欄は必ず自署です。印鑑も忘れずに押してください。印鑑は認印でOKです。 

世帯の状況欄は、1つの家計であれば世帯が違っても記入します。たとえば、住民票の世帯は異なっているけれども1つの家計で生活をしている“申請者の母”も記入します。 

借入理由欄では、“新型コロナウイルス感染症の影響で”収入が減少していることを明記してください。この文言がないと審査に通りません。総合支援資金を申請する場合で、すでに緊急小口資金の受給をしている場合には、その旨も記載します。黙っていてもバレますからね。 

借入希望額欄は、“借入月額”の欄に1か月分、“借入総額”の欄に3カ月分の金額を記入してください。2か月分だけ借りる場合には2か月分だけでOKです。 

据置期間は返済猶予期間のことです。最長1年間は返済を猶予してくれますから、特に意向がない場合には“12か月”の方に◯をつけてください。 

償還期間は返済期間のことです。借りている間はいつでも繰上返済の相談ができますから、特に意向がない場合には“24か月”か“120か月”に◯をつけてください。 

 

 

| 借用書の記載例 

 

借用書には、氏名の横に1ヶ所と捨て印で1ヶ所と合計2か所、印鑑を押す場所があります。忘れずに押印してください。捨て印は書類に記入ミスがある場合に社会福祉協議会で修正ができるようにするためのものです。 

支援資金 借用書 記入例

住所・氏名・生年月日の欄は必ず自署してください。 

据置期間や償還期間、償還方法のチェックを忘れずにつけてください。 

 

 

| 重要事項説明書の記載例 

 

借用書の裏面には重要事項説明が書かれている場合があります。 

総合支援資金 重要事項説明書 記入例

重要事項説明書の下部には、日付・住所・氏名を書くところがあります。必ず自署してください。 

押印も忘れずに! 

 

 

| 申立書の記載例 

 

申立書には収入減少の理由、特例貸付が必要な理由を記入する欄があります。記入内容には注意が必要です。 

総合支援資金 申立書 記入例

収入減少の理由欄には、申込書で記入した“借入理由”の欄と同じ内容を書いてください。 

特例貸付が必要な理由欄には、公的給付の金額、現在の収入額、給付金や収入で賄えない生活費の金額を具体的に記入する必要があります。どれかが抜けていると審査に通らないことがあります。 

公的給付には、全員に配られた10万円の特例定額給付金も記入してください。子育て関係の支援金(1万円など)を受給した場合には、そのことも記入します。黙っていてもバレますよ。 

公的給付を受けていたからと言って緊急小口資金や総合支援資金を受けられないわけではありません。支援金や給付金の受給を黙っていると印象が悪いですので、正直に記入してください。 

 

 

| まとめ 

 

1 氏名は必ず自署! 

2 押印は認印でもOK! 

3 公的給付を受給していたら正直に記入! 



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