次世代住宅ポイント制度をご存知ですか?消費税が10%に増税された後に新築住宅を購入したりリフォームをしたりした場合には、一定の要件を満たすと次世代住宅ポイントがもらえます。このポイントは商品と交換ができます。
発行累計ポイントが国土交通省から公表されましたので見てみましょう。
| 2020年3月の申請は20万戸
次世代住宅ポイント制度は、2020年3月31日で申請期限が終了しました。最後となった3月分の申請数はなんと20万戸超。すごい申請数ですね。このうち、審査を通ったのは約8万戸。4割しかポイントが発行されませんでした。
2019年6月に始まってから9ヵ月の累計の申請数は約46万戸ですから、4割以上が3月に集中したことになります。ポイントがもらえる要件はいろいろありますが、とりあえず申請しておいてポイントがもらえればラッキー!という感じで申請をした人が多いのかもしれません。
それにしても、1ヵ月で20万戸の申請とはすごい数です。
2020年3月申請分のポイント数は計130億ポイント超!平均で1戸あたり約16万ポイントが発行されました。また、累計では430億ポイント超が発行されています。平均で見ると1戸あたり約17.5万ポイントが発行されています。
これだけのポイントでどのような商品がもらえるか気になりますね。商品をざっくりと見てみますと、おおよそ1ポイント=1円相当の商品が多いみたいですね。交換商品は次世代住宅ポイントのサイトから探すことができます。
| 次世代住宅ポイントの要件
たくさんありますが、ひとつずつ見てみましょう。
1 新築住宅
(1)35万ポイント
・認定長期優良住宅
・認定低炭素住宅
・性能向上計画認定住宅
・ZEH
(2)30万ポイント
・断熱等性能等級4 または 一次エネルギー消費量等級4以上
・劣化対策等級3 かつ 維持管理対策等級2以上
・耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上 または 免振建築物
・高齢者等配慮対策等級3以上
(3)15万ポイント
・耐震性を有しない住宅を除去して新築住宅を購入
2 リフォーム
リフォームは次の9つの工事でなければいけません。
・開口部の断熱改修:0.2万~2.8万ポイント
・外壁、屋根・天井、床の断熱改修:10万、3.2万、3万ポイント
・エコ住宅設備の設置:0.4万~2.4万ポイント
・バリアフリー改修:0.5万~15万ポイント
・耐震改修:15万ポイント
・家事負担軽減に資する設備の設置:0.9万~1.8万ポイント
・リフォーム瑕疵保険への加入:0.7万ポイント
・インスペクションの実施:0.7万ポイント
・若者、子育て世帯が既存住宅を購入して行う一定規模以上のリフォーム:10万ポイント
・既存住宅購入加算:リフォーム工事ポイント数×2
(1)若者世帯・子育て世帯
・既存住宅を購入してリフォーム:60万ポイント
・上記以外のリフォーム :45万ポイント
(2)若者・子育て世帯以外
・安心R住宅を購入してリフォーム:45万ポイント
・上記以外のリフォーム :30万ポイント
| まとめ
1 次世代住宅ポイントの申請は2020年3月末まで!
2 累計約430億ポイントを発行!
3 新築住宅とリフォームが対象!