空き家の活用で3割が賃料得られず

以前に“空き家は売りたくても売れない!?”や“空き家を活用したい!”でご紹介しました、アキサポ空き家総研のアンケート。空き家のイメージを調査した前回からもう少し掘り下げたアンケートがなされたようです。

今回は、アキサポ空き家総研の実施した空き家運用者へのアンケートを見てみたいと思います。

 

 

| 空き家運用に満足している人は2/3

 

自分で所有している空き家の活用には手間がかかります。利益の多寡や管理の手間などをひっくるめてどの程度満足しているかが調査されました。

全体としては、約68%の人が満足しているようです。年代別で見ると、40代以上の人の満足度が高めになっています。30代では60%の人が満足しているようです。

全体的に満足度が高いように思いますが、30代の若い人は現在の運用には厳しい目を向けているようです。

賃料についてはどうなのでしょうか。賃料を得られていない人は約32%です。この数字は先ほどの満足していない人の約32%とほぼ同数になっています。やはり家賃収入がないと空き家の運用に満足していない結果につながりそうです。

さらに、賃料を得られていない30代の人は約55%います。空き家の運用に満足していない30代の人が多いのも賃料が得られていないことが原因になっていそうです。

家賃の価格帯の中で最も多いのが5~10万円(約16%)と10~15万円(約19%)でした。年齢層が上がるほど家賃の価格が上がっています。30代では5~10万円が多いのに対して、60代では10~15万円が最も高い割合になっています。

 

 

| 空き家の運用の仕方は?

 

不動産を所有している人の約52%の人が自分や家族だけで住んでいるようです。全てを住居として賃貸している人は約41%、一部をテナントそして賃貸している人は約28%です。

若い人ほど収益物件として貸し出している人の割合が増えています。賃貸している人の割合は、30代では約71%、40代では約68%、50代では約50%、60代では約46%になっています。

空き家の運用方法の探し方としては、不動産屋に相談したという人が最も多く約47%でした。次いで、インターネットでの情報の収集が約22%、家族・友人・知人などに相談した人が約17%でした。

少し変わったところでは、自治体に相談した人が30代や40代の人に多いようです。30代40代ともに約10%の人が自治体へ相談したそうです。

特に、30代の人は不動産屋へ相談したり、インターネットで情報を収集したり、自治体で相談したりと様々な方法で空き家の運用方法を探しているみたいです。60代の人になると、不動産屋への相談が他の方法に比べて大きくなっています。

若い人ほど広い視野で運用方法を検討されていることが分かります。

 

 

| まとめ

 

1 空き家の運用の満足度は高め!?

2 家賃収入のない人は若年層に多数!

3 若い人ほど様々な方法で空き家運用を検討!



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