ワンルームマンションの空き巣の手口

大阪では2019年4月7日に選挙がありましたね。大阪府知事選、大阪市長選、大阪府議会議員選です。休日にもかかわらず、自治会長のみなさんは選挙に駆り出されて大忙しの一日だったのではないでしょうか。お疲れ様でした。

 

| 大阪で空き部屋を使った窃盗犯を逮捕!

 

2018年の秋ごろに、大阪府警は1Rマンションで空き巣を繰り返していた容疑者を逮捕しました。ニュースになるような大きな事件ではありませんでしたので、私も知りませんでした。その手口はなかなか巧妙なものでしたのでみなさんへの注意喚起のためにご紹介いたします。

容疑者は大阪市や吹田市で空き巣や自転車盗を繰り返していました。狙ったのはオートロックがなくい空き部屋。空き部屋から盗むのではありません。空き部屋を利用して隣室へ侵入するのです。

発行時間は日中が中心でした。では、どうやって空き部屋に侵入したのでしょうか。物件内覧用の鍵を使ったのです。物件を管理する不動産業者の鍵の管理がずさんな場合、ガスや電気のメーターボックス内に鍵を隠したりします。暗証番号が必要なキーボックスを使わないと誰でも入手できる状態です。空き部屋の隣人からすれば不用心極まりません。

容疑者は大学卒業後に不動産業者に就職していたため、物件内覧用の鍵がメーターボックスなどに隠されていることを知っていたのです。その知識を使って、以前に扱ったことのある物件で空き巣を繰り返しました。また、インターネット上にある空室の情報も使っていたようです。

不動産業者としては管理会社が鍵を保管していると、お客さんの内覧のときに鍵を借りに店舗まで行かなければなりません。遠い店舗だと往復だけで相当な時間がかかります。お客さんを待たせないようにするために物件に鍵を隠すという方法が考案されたのでしょう。

また、キーボックスを利用していたとしても、容疑者は不動産会社で身につけた知識を使いました。安全管理がずさんな不動産会社の営業マンがお客さんを案内した場合、キーボックスのダイヤルを1つだけしかずらさない場合があります。これを知っていた容疑者は、開錠するためにダイヤルを順に1つずつずらして開錠できるかを試していたのです。

このようなずさんな管理をしていると犯罪に加担してしまいます。全日本不動産協会では、このような事件が続くと対策を講じる旨を検討しているそうです。麻田不動産ではダイヤル式のキーボックスの場合には番号をぐちゃぐちゃにするか0で揃えたりして安全に配慮しています。ご安心ください。

 

 

| まとめ

 

1 マンションの空き部屋を狙った窃盗!

2 空き部屋の鍵の管理は管理会社に委ねられています!

3 キーボックスを使っていても油断ならない!?



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