隠れ場所が空き家!?

| 脱走事件の逃げ方

 

平成30年4月8日に、愛媛県今治市で受刑者が脱走する事件がありました。連日ニュースが流れていましたね。覚えていらっしゃるでしょうか?警察は威信をかけて身柄確保に努めますがなかなか捕まらず、身柄の確保は22日後の4月30日でした。

脱走した大井造船作業所は離島の向島にあります。24日までは向島で空家に潜伏していて、そこにあった食料を食べていたようです。向島から本州まで約300mの尾道水道があって、尾道の対岸です。脱走した受刑者はこの尾道水道を泳いで渡ったそうです。

逃げるときの手段として空き家が利用されるというのは驚きです。

 

 

| 空き家の現状

 

総務省によりますと、約6065万戸の住宅のうち約820万戸が空き家だそうです。割合としては13%を超えています。日本にある住宅のうち8件に1件が空き家なのです。

そして、空家率と犯罪率には相関関係が指摘されています。平成20年頃の東京23区では、おおよそ犯罪発生率:空家率=2:1だそうです。地域の空家が10%増えれば、犯罪が20%増えるのです。

大阪でも行政をはじめ様々な業界で空き家対策に手を尽くしていますが、思うように効果を上げられていないようです。ビジネスに活用できなければ友好的な対応策にならないとも言われています。国交省は全国空き家対策推進協議会を発足させ、行政書士も参画しています。1件1件の相談にお応えしながら地道な努力を続けているようです。

当事務所は、不動産業と行政書士業を併設しており空家対策にも対応しております。“相続した家の買い手がいない!”“固定資産税だけが毎年徴収されてる!”など空家にお困りでしたら当事務所へご相談ください。良い解決策をご相談できるように日々精進しております。

 

 

| 空き家の犯罪利用

 

近年話題になった空家を利用する犯罪には主に2つありました。

1 空き家で大麻を大量栽培

2 EC(電子商取引)詐欺に利用

その他にも放火や空き巣など古典的な犯罪はたくさんあります。

今年には脱走事件の隠れ場所に選ばれてしまいました。食料さえ手に入れば、一か所にとどまるよりも空き家を転々として移動した方が捕まりにくいという専門家もいるようです。移動すると監視カメラに姿が写りますが、それは地方の田舎では可能性が低くなります。

空家が犯罪者に利用されるという社会問題は本気で対応していかないと解消できないのではないでしょうか。

 

 

| まとめ

 

1 脱走事件に空家を利用!

2 空家が増えれば犯罪も増える!?

3 放火や空き巣だけではない空家の危険!



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