不動産の売買はどうやって決めてる?

| 不動産の消費者動向調査を発表!

 

不動産流通業に関する消費者動向調査は(一社)不動産流通経営協会が1991年から行っている調査で、2017年度で22回目になります。調査対象は首都圏の1都3県のみで、2016年4月1日~2017年3月31日までに住宅の引き渡しを受けた世帯です。回答数は1067件。

関東のみの調査ですから全国的な傾向を表すものではありませんが、“変化”としての傾向はつかめるのではないでしょうか。

 

 

| どうやって探す?

 

住宅の購入を検討したことのあるみなさんはどこで物件を探しましたか?一昔前なら近所の不動産屋の一択だったかもしれません。不動産屋でいろいろと相談しながら新生活にピッタリの住宅を選んできたことでしょう。

ところが、最近は様子が違います。インターネットの普及で、住宅を購入するときのインターネット利用者は約87%にもなっています。9割近いですから、ほとんどの人がインターネットで家を探しています。パソコンが約78%、スマートフォンが約70%で、パソコンの方が少し多いですが、パソコンの利用は減少傾向でスマートフォンの利用は増加傾向です。

インターネットの利用とは言ってもいきなり不動産屋のサイトを訪れているのではなさそうです。ほとんどの方はまずポータルサイトを利用していると言っても過言ではないでしょう。最も利用されたポータルサイトは“SUUMO”で、新築・中古ともに約88%の方が利用しています。次いで“HOME’S”、“at home”、“Yahoo!不動産”となっていますから、やはり大手3社は強いですね。

 

インターネットの検索エンジンを使って何かを検索している人のイラスト

 

| 物件選びのどこがポイント?

 

「新築と中古、どちらにしようか?」と最初に決める方は少ないようです。実際に新築を購入した人の中で新築のみを検討した人は約47%。半数以上の人が中古も検討した結果で新築を購入しています。中古を購入した人の中では中古のみを検討した人は約20%とかなり少なめ。80%近くの人が新築も検討した結果、中古を購入しています。

では、何を重視して選んでいるのでしょうか?中古購入者が中古を購入した理由は、“希望エリア”がトップで約62%。“手ごろな価格”(約58%)、“良質な物件だった”(約44%)と続いています。良い物件が希望エリアにあって予算内だったというのが購入の決め手になったようです。調査にはありませんが、この選び方は新築購入者でも同じでしょう。

 

 

| どの不動産屋にする?

 

インターネットでいろいろと見て、物件の候補が決まったとしましょう。では、どの不動産屋に問い合わせをするのでしょうか?

ポータルサイトには、新築ともなれば1つの物件を何十社もの不動産屋が登録しています。「不動産情報サイト利用者意識アンケート」(不動産情報サイト事業者連絡協議会、調べ)によりますと、問い合わせや訪問をする不動産屋を決めるポイントは“写真の点数が多い”(約83%)が突出して多いです。実際の写真を見て新生活をイメージさせてくれる不動産屋を選んでいるということでしょうか。

訪問した不動産屋は1社が約41%で、2社が約27%です。7割近くの人が1~2社の訪問で購入を決めています。売買の場合、“正確な物件情報の提供”(約82%)と“物件に対する詳細な説明”(約72%)に満足をすれば成約をしているようです。 “正確で詳細な説明”がポイントですね。

 

若者の男女がスーツを着たビジネスマンと何かの相談をしている様子を描いたイラスト

 

| まとめ

 

1 物件探しはインターネットがメイン!

2 希望エリアに予算内の良い物件があれば購入!

3 写真を多く掲載している不動産屋にアタック!

4 正確で詳細な説明があれば買います!



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